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【大学受験2022】個別学力検査のコロナ対応、追試か受験振替が99%

 文部科学省は2021年12月24日、「令和4年度(2022年度)大学入学者選抜での新型コロナウイルス感染症対策に伴う個別学力検査の追試等の対応状況」を更新。99.0%の大学が「追試または追加の受験料を徴収せずに別日程への受験の振替を実施」と回答している。

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令和4年度新型コロナウイルス感染症対策にともなう個別学力検査の追試等の対応状況
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 文部科学省は2021年12月24日、「令和4年度(2022年度)大学入学者選抜での新型コロナウイルス感染症対策に伴う個別学力検査の追試等の対応状況」を更新。99.0%の大学が「追試または追加の受験料を徴収せずに別日程への受験の振替を実施」と回答している。

 調査は、個別学力検査を課す全国1,058大学を対象に2022年度大学入学者選抜における新型コロナウイルス感染症対策にともなう個別学力検査の追試等の対応状況を取りまとめたもの。大学入学共通テストの成績および出願書類等による再選抜を行う場合も追試験に含めている。

 これによると、「追試または追加の受験料を徴収せずに別日程への受験の振替を実施」と回答している大学は、全体の99.0%にあたる1,047大学。このうち、追試験を実施するのは53.4%、追加の受験料を徴収せずに別日程への受験の振替を実施するのは77.1%。追試験と別日程への受験振替の両方を実施するのは31.6%。

 国公私立別では、追試験は国立97.5%、公立96.7%、私立39.9%と国公立大学で多く、別日程への受験振替は国立4.9%、公立10.9%、私立89.6%と私立大学で多い傾向にある。

 「対応なし」と回答したのは2大学(0.2%)でいずれも私立。数日間の実技検査を課す等、追試験を設定することが困難である大学や受験料の返還を行う大学を計上した「その他」は9大学(0.9%)であった。

 文部科学省Webサイトでは、2022年度大学入学者選抜で個別学力検査を課す大学・学部の対応状況一覧も掲載。最新の入試情報は、必ず各大学のWebサイト等を確認すること。
《桑田あや》

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