北海道大学学生相談総合センターは2022年1月21日、2021年度第3回「高等教育における障害のある学生の支援に関する研修会」をオンラインにて開催する。テーマは「より良い学生支援のために教職員が知っておくべき法的問題」で、弁護士を講師に迎える。 研修会は、教職員が学生支援において知っておくべき法的問題に関する知識を深め、それにより教職員がより安心して学生支援に取り組めるようになることを目的として実施する。共催は北海道大学高等教育研修センター。 2021年9月に発表された全国立大学82校の保健管理施設を対象とした調査によると、2020年度に76人の学生が自殺または自殺の疑いで死亡しており、国立大生の自殺率が過去6年で最多という結果となっている。コロナ禍が続く中、学生同士のつながりが薄くなりがちで、教職員による学生支援が期待されている。しかし近年、社会が大きく変容していく中で学生の抱える問題もより複雑になり、学生への対応も難しくなってきている。 研修会では、大学の実情に詳しい齋藤祐三法律事務所の齋藤隆広弁護士を講師に迎え、法的観点から学生支援を考えていく。たとえば、教職員が学生から「死にたい」と言われた場合における法的問題。教職員が学生同士のトラブル（ストーカーやデートDV、LGBTQ等のアウティング等）を知った場合に法的観点からみてするべき対処。学生から申請されてきた合理的配慮をそのままの形で提供できない場合における法的問題等、教職員が学生支援をする場合に直面する可能性がある法的問題について、判例等を踏まえて説明する。 対象は、北海道大学の教員や事務職員、高等教育機関教職員、高等学校教職員。開催はZoomウェビナーを利用して行う。申込みはWebサイトから行う。参加は無料。◆2021年度第3回「高等教育における障害のある学生の支援に関する研修会」日時：2022年1月21日（金）13:00～14:30場所：Zoomウェビナー対象：北海道大学の教員や事務職員、高等教育機関教職員、高等学校教職員参加費：無料申込方法：Webサイトから申し込む
