総務省は2021年11月2日、第49回衆議院議員総選挙の18歳・19歳の投票状況(速報)を発表した。抽出調査の結果、18歳が51.14%、19歳が35.04%、全体では43.01%となり、前回の2017年衆院選の投票率を上回った。 第49回衆議院議員総選挙は、衆議院議員の任期満了に伴い2021年10月19日に公示、10月31日に投票日を迎えた。有権者全体における投票率は、小選挙区が55.93%、比例代表が55.92%。いずれも前回の2017年衆院選の投票率を2.24ポイントあまり上回った。 総務省は、全国4万6,466投票区の中から、188投票区(47都道府県×4投票区)を抽出し、抽出された投票区について男女別および18歳、19歳の投票率を調査した。調査対象となる18歳と19歳の有権者数は1万1,206人。 調査の結果、投票率は18歳男性が48.80%、18歳女性が53.68%、19歳男性が33.34%、19歳女性が36.79%。全体では43.01%となった。男女別では男性が41.08%、女性が45.06%と女性のほうが3.98ポイント高かった。年齢別では18歳が51.14%、19歳が35.04%となり、18歳で投票率が過半数に達したのに対し19歳の投票率の低さが目立った。 なお、2017年10月に行われた前回の衆院選の18・19歳投票率は、男性が41.07%、女性が41.97%、全体では41.51%。男性の投票率は前回からほぼ横ばい、女性は増加傾向にあり、全体の投票率もわずかながら増加に転じた。