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日本私大連「ポストコロナ時代の大学のあり方」オンデマンド配信

 日本私立大学連盟は2021年10月13日、座談会「ポストコロナ時代の大学のあり方~新たな大学教育の展開と課題~」をオンデマンド配信にて公開した。パネリストは、田中愛治会長(早稲田大学総長)と伊藤公平常務理事(慶應義塾長)。

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座談会をオンデマンド配信により公開
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 日本私立大学連盟は2021年10月13日、座談会「ポストコロナ時代の大学のあり方~新たな大学教育の展開と課題~」をオンデマンド配信にて公開した。パネリストは、田中愛治会長(早稲田大学総長)と伊藤公平常務理事(慶應義塾長)。

 日本私立大学連盟は、7月に「ポストコロナ時代の大学のあり方~デジタルを活用した新しい学びの実現~」と題する政策提言をとりまとめた。9月8日には座談会を開催し、提言した単位の実質化をはじめとする大学設置基準の見直しや質保証のあり方等、ポストコロナ時代に向けて私立大学が目指す新たな大学教育の方向性について語り、意義を明確化し、それにともなう課題を共有した。

 座談会のテーマは、「ポストコロナ時代の大学のあり方~新たな大学教育の展開と課題~」。パネリストは、田中愛治会長(早稲田大学総長)と伊藤公平常務理事(慶應義塾長)。司会・コーディネーターは、田中優子氏(法政大学、名誉教授・前総長)が務めた。座談会は、3つのセッションに分けて開催。セッション1では、「大学の再定義と大学設置基準の見直しの必要性」について、単位制の課題や「遠隔授業の上限単位の撤廃」と「校地・校舎の基準の撤廃」により実現できる新たな学びについて議論した。

 セッション2では、「新しい学びの実現に向けての今後の課題」として、大学設置基準の緩和による「大学教育の質の担保」、今後の授業料のあり方について課題を共有した。セッション3では、「ポストコロナ時代の大学のあり方について」をテーマに、ポストコロナ時代の大学のあり方をキーワードで表した。伊藤公平常務理事(慶應義塾長)は「ボーダーレス」、田中愛治会長(早稲田大学総長)は「文理の壁を超える教育」と表しそれぞれが思いを説明した。

 座談会はYouTubeで配信し、大学のトップリーダーが未来志向で行った議論のようすを視聴できる。全編版(約60分)、セッション1(約30分)、セッション2(約30分)、セッション3(約10分)に分けられている。
《田中志実》

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