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【クレーム対応Q&A】アレルギー対応してほしい

 以前と比べ、食品へのアレルギーに関する関心が高くなっており、学校にさまざまな申し出をしてくる保護者がいます。今回は「アレルギーへの対応を求めてくる」をテーマにしたいと思います。

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 学校に寄せられるさまざまなクレーム。保護者や地域からのクレームに先生はどのように対応するのが良いだろうか?クラス担任として豊富な経験がある鈴木邦明氏に、学校へ寄せられるさまざまなクレームに対応する際のポイントを聞いた。第46回は「アレルギーへの対応を求めてくる」。

食物アレルギーへの関心の高まり


 以前と比べ、食品へのアレルギーに関する関心が高くなっています。スーパー等の売り場では、アレルギーへの注意等が表示されている食品をよく見かけます。そういったこともあり、アレルギーへの対応について学校にさまざまな申し出をしてくる保護者がいます。今回は「アレルギーへの対応を求めてくる」をテーマにしたいと思います。

 学校では、給食を実施している所が多いです。そういった学校では、食物アレルギー等があるので、給食で特別な対応をしてほしいという申し出を保護者から受けることがあります。年度の始めにそういったことに関するアンケートを取る学校も多いと思います。アレルギーはきちんと対応しないと、さまざまなショック症状が出る場合もあり、とても重要なことです。

 ただ難しいことが子供の「好き嫌い」のようなものまで「アレルギー」と同様に対応を求めてくる場合です。「食べられないので、対応してほしい」と申し出てきた場合、「アレルギー」で食べることができないのか、「好き嫌い」で食べることができないのかによって学校での対応が異なります。この場合、「好き嫌い」のようなものへの対応は基本的にはしなくて良いのではと思います。そういった「好き嫌い」のようなものまで学校で何らかの形で対応することになった場合、給食以外でも特別な配慮をしなければならなくなることが考えられます。学校は限られた資源の中で最大限の効果を上げることを目指して日々の学校教育活動を行っています。何でも学校が引き受けることで、全体としてのバランスを崩してしまう可能性があります。

医療機関の診断書の提出を求める


 「食物アレルギー」に関し、「好き嫌い」との線引きの際に利用するものは、「医療機関の診断書」でしょう。検査等をして、その結果として、アレルギーということになれば、学校としても対応する必要が出ています。そういったものが提出された場合に対応するということで良いと思います。親の申し出だけで対応するのではなく、何らかの科学的な根拠があることで、対応するということです。

新型コロナウイルスへの対応


 そういった中で少し配慮が必要なことが新型コロナウイルスへの対応です。先ほども書いたようにアレルギー等健康に関するものに対する対応は、医療機関等の診断書を出してもらうことが基本的な対応です。ただ新型コロナウイルスへの対応に関しては学校が一律に対応を決めるのではなく、子供や家庭の選択を優先していくことが大切でしょう。「マスクを付けるのか、外すのか」等の選択は、それぞれの家庭、子供によって感じ方、考え方が違います。文部科学省は、体育の授業においては、熱中症等の対策としてマスクを取ることを推奨しています。そういった状況においても本人がマスクをしていた方が良いと希望した場合はマスクをするような形にする方が良いでしょう。新型コロナウイルスへの対応は、まだわからないことも多く、正解とされるものが明確になっていないものもあります。その都度、何が最善であるのかを探りながら対応していくことが求められるでしょう。

 本企画では、読者の皆さまからの質問を受け付けています。下記のボタンをクリックして表示されるフォームより送信ください。実際に学校へ寄せられたクレームのほか、保護者が学校へ伝えたクレーム等、鈴木先生に対応方法を聞いてみたいクレーム事例を募集します。

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鈴木 邦明(すずき くにあき)
平成7年 東京学芸大学教育学部 小学校教員養成課程理科専修卒業。平成29年 放送大学大学院文化科学研究科生活健康科学プログラム修了。神奈川県横浜市、埼玉県深谷市で計22年、小学校教諭として勤務。現場教員として子供たちの指導に従事する傍ら、幼保小連携や実践教育をテーマとする研究論文を多数発表している。こども環境学会、日本子供学会等、多くの活動にも関わる。平成29年4月からは小田原短期大学特任講師、平成30年4月からは帝京平成大学講師として、子供の未来を支える小学校教諭、幼稚園教諭、保育士等の育成や指導に携わる。
《鈴木邦明》

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