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高校教員向け「統計検定」無償提供

 日本統計学会と統計質保証推進協会は2021年2月26日、高等学校教員向けに「統計検定」の無償提供を実施すると発表した。2021年度は、全国で300人分の受験の機会を無償で提供する。

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 日本統計学会と統計質保証推進協会は2021年2月26日、高等学校教員向けに「統計検定」の無償提供を実施すると発表した。2021年度は、全国で300人分の受験の機会を無償で提供する。

 2022年から高等学校で実施される新学習指導要領では、数学科、情報科を中心に、統計データの活用やデータサイエンスに関する内容が拡充される。これらの内容は、2025年度大学入学共通テストにも反映される予定。今後、全都道府県では新学習指導要領に対応するため、教員研修などの準備が進められる。

 日本学術会議からの提言「新学習指導要領下での算数・数学教育の円滑な実施に向けた緊急提言:統計教育の実効性の向上に焦点を当てて」において、「教員に対しての統計教育の研修・講習を全国津々浦々に行き渡らせるべきである」と表明された。

 この提言に応えるため、日本統計学会と統計質保証推進協会は、全国の理数科・情報科の教員研修の一助として、高等学校教員向けに「統計検定」の受験の機会を無償で提供する。統計検定は、文部科学省と総務省、経済産業省、厚生労働省、内閣府が後援。

 2021年度は、統計検定CBT方式2級および統計検定CBT方式3級あわせて、全国で300人分の受験の機会を無償で提供する。手続きの方法については、統計質保証推進協会のWebサイトで確認できる。
《工藤めぐみ》

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