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respon×DeepL、フリーコメントをAIが瞬時に翻訳

 レスポンは2020年10月15日、リアルタイムアンケートシステム「respon(レスポン)」がAI翻訳サービス「DeepL(ディープエル)」と連携することを発表。イベントなどで参加者が投稿したフリーコメントをリアルタイムに翻訳することが可能になる。

教材・サービス その他
respon+DeepL
  • respon+DeepL
  • 設定パネルで選択した言語に翻訳
  • フリーコメント機能
  • 設定パネルで選択した言語に翻訳
  • responのフリーコメント機能を活用したパネルセッション
 レスポンは2020年10月15日、リアルタイムアンケートシステム「respon(レスポン)」がAI翻訳サービス「DeepL(ディープエル)」と連携することを発表。イベントなどで参加者が投稿したフリーコメントをリアルタイムに翻訳することが可能になる。

 「respon」は、大学などの教育機関向けサービスとして、2015年にサービスを開始したリアルタイムアンケートシステム。現在では企業向けサービスも展開しており、イベントや企業研修、学会などでも幅広く活用されている。

 responのフリーコメント(自由記述回答)機能では、参加者の意見や質問を一斉に募り、その場でプロジェクターなどを使って共有することで、多くの意見収集とフィードバックが短時間で可能となる。しかし、これまで外国人が参加するイベントで利用する際には、外国語に堪能なファシリテーターが投稿された外国語のコメントを同時通訳しながら進行する形式をとっていたため、大量のコメントが投稿されると翻訳できるコメントの数が限定されてしまうことが課題だった。

 この課題を解決するツールとして、AI翻訳サービス「DeepL(ディープエル)」を採用。これにより、アンケート投稿結果をリアルタイムに表示する「LIVE画面」にて、フリーコメントが投稿されると同時に翻訳することが可能になった。

 どの言語に翻訳するかは、主催者が設定パネルであらかじめ選択可能。日本語に訳すだけでなく、外国人向けに日本語の英訳も可能。英語やスペイン語、中国語など全11か国語に対応している。

 不適切なコメントや、AIが想定外の翻訳をした場合など、それらを表示しない機能も用意。また、複数会場を中継するイベントの場合、米国の会場ではフリーコメントを英訳表示し、中国の会場では中国語訳を表示するというように、それぞれの会場で求められる翻訳言語に対応できる。

 企業向け「respon」のオプションサービスとして、12月より提供を開始。同時に、「respon+DeepL」の機能だけをパッケージしたプランも提供。また、2021年4月より、「教育機関向けrespon system 8s」でも標準機能として提供する。
《桑田あや》

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