情報オリンピック日本委員会は2020年11月16日から21日、小学5年生から高校3年生を対象とした国際情報科学コンテスト「ビーバーチャレンジ2020」を実施する。参加費は無料。申込みは11月9日まで、Webサイトにて受け付けている。 Babrasは、2004年にリトアニアで始まった国際情報科学コンテスト。2012年には世界21か国で52万1,458人の児童生徒が参加しており、日本は2011年から正式参加している。 コンピューター科学とComputational Thinking に関連した親しみやすい問題に取り組むことで、児童・生徒・学生がコンピューター科学に興味を持つきっかけになることを目的としており、日本では順位をつけて競い合うことを目的とはしていない。 参加生徒は、インターネットに接続可能なコンピューターを使ってコンテストに参加。WebブラウザでコンテストのWebサイトにアクセスし、問題を閲覧し、解答する。コンテスト中、参加生徒は1人1台ずつパソコンを使える必要がある。 コンテスト時間は、小学校30分、中学校・高校40分。1問3分程度で解くことを想定しており、問題数が小学校10問、中学校・高校12問。学年区分は、小学5・6年生の「ベンジャミン」、中学1・2年生の「カデット」、中学3年生・高校1年生の「ジュニア」、高校2・3年生の「シニア」の4区分。 情報に関する理解、情報の表現、アルゴリズム的思考、コンピューターシステムの利用(サーチエンジン、電子メール、セキュリティ、表計算など)、組合せや離散構造、論理パズルやゲーム、ICTと社会など、さまざまなトピックからさまざまな難易度の問題が出題される。ビーバーチャレンジのWebサイトには、過去問題が公開されている。 参加者は自分の結果(得点および問題ごとの正誤)を参照することが可能。学校の担当の先生は、自校の参加生徒の結果(得点および問題ごとの正誤)を参照・ダウンロードできる。希望する学校の参加者には、情報オリンピック日本委員会から参加証を授与する。 実施期間は11月16日から21日。期間中の午前8時から午後6時で、学校が希望日時を指定できる。なお、学校行事などでこの期間にできない場合は、11月23日から28日に実施することも可能(要相談)。 参加費は無料。申込みは学校単位で受け付けるため、生徒の個人申込みはできない。学級・学年単位や、希望者だけの参加、放課後の部活などでの参加も可能。申込みや情報オリンピック日本委員会との連絡は、学校の先生が行う。 申込みはWebサイトの申込ページにて受け付けている。締切りは11月9日だが、締切日が過ぎた場合でも相談に応じるという。◆ビーバーチャレンジ2020実施期間:2020年11月16日(月)~21日(土)8:00~18:00※期間中に実施できない場合は、2020年11月23日(月)~28日(土)に実施できる(要相談)対象:小学5年生~高校3年生申込方法:Webサイトの申込ページにて受け付けている※学校単位で受け付けるため、生徒個人での申込みは不可申込締切:2020年11月9日(月)※締切日を過ぎた場合も相談に応じる※詳細はWebサイトで確認できる