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学校健康診断、服めくり視触診は事前説明…中間まとめ骨子案

 文部科学省は2026年7月6日、第7回学校における持続可能な保健管理の在り方に関する調査検討会を開き、学校健康診断について中間まとめの骨子案を公表した。正確な検査・診察の実施と児童生徒等のプライバシーや心情への配慮のいずれも重要だとし、事前に丁寧に説明を行う方針を示した。

教育行政 文部科学省
児童生徒等のプライバシーや心情に配慮した健康診断実施のための環境整備について
  • 児童生徒等のプライバシーや心情に配慮した健康診断実施のための環境整備について
  • 健康診断の意義等(総論)
  • 健康診断の意義等(総論)
  • 健康診断の実施時期
  • 児童生徒等のプライバシーや心情への配慮

 文部科学省は2026年7月6日、第7回学校における持続可能な保健管理の在り方に関する調査検討会を開き、学校健康診断について中間まとめの骨子案を公表した。正確な検査・診察の実施と児童生徒等のプライバシーや心情への配慮のいずれも重要だとし、事前に丁寧に説明を行う方針を示した。

 「学校における持続可能な保健管理の在り方に関する調査検討会」は、学校を取り巻く環境が変化し、児童生徒等が抱える健康課題が多様化・複雑化する中、学校の保健管理のあり方について検討するため、2025年5月より開催。7月6日の第7回会議で、中間まとめの骨子案を示した。

 健康診断の意義については「単に身体疾患の発見にとどまらず、被虐待児や必要な支援に結びついていない児童生徒等を把握することにも資する」「児童生徒等が抱える問題に早期に介入できるとともに、自己の健康について考える契機となる」との方針案を示した。

 これまでの議論では、健康事象の発見と安全な学校生活の維持という観点から、現行の学校健康診断の検査項目に不要なものはないという意見が出されていた。日本医師会では、少なくとも「脊柱および胸郭の疾病および異常の有無」「皮膚疾患の有無」「心臓の疾病および異常」は健康診断のために脱衣が必要で、Tシャツや体操服を着たままで診察することは容認できないとしていた。

 中間まとめの骨子案では、健康診断の実施にあたっては正確な検査・診察を実施するとともに、児童生徒等のプライバシーや心情に配慮することが重要と明記。正確な検査・診察のため、体操服・下着やタオルなどをめくって視触診したり、体操服・下着やタオルなどの下から聴診器を入れたりする場合があることを各学校に周知する方針を示した。

 学校側が児童生徒等や保護者に事前に丁寧な説明を行ったうえで、理解が得られなかった場合は、文書などで体操服・下着やタオルの上からの診察では疾病や異常が見逃されるリスクがあることを了承したうえで検査・診察を受ける、または検査・診察は受けない(個別に医療機関を受診して検査・診察を受ける)ことの意思確認を行うことも有効だとした。男女別の検査・診察、周囲から見えない個別スペースの用意、女子児童生徒等の検査・診察に立ち会う教職員は女性となる役割分担の調整などについても盛り込んでいる。

 このほか、健康診断の実施時期については、6月30日までにすべて終わらなくてはならないという期限があるが、地域によっては学校医などの確保ができず、困難という声があることなどを踏まえ、「一定程度の緩和が必要」とした。目安として「夏季休業開始までに行うことが望ましい」という案を載せている。

《奥山直美》

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