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中高生の視野を広げる…東京電機大学と鷗友学園が連携協定

 東京電機大学は2025年7月18日、鷗友学園女子中学高等学校と中高大連携に関する協定を締結する。中高生の視野を広げ進路に対する意識や学習意欲を高めるとともに、中学校・高等学校・大学教育に関する相互の理解を深めて、双方の教育の活性化を図ることを目的としている。

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東京電機大学 東京千住キャンパス
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 東京電機大学は2025年7月18日、鷗友学園女子中学高等学校と中高大連携に関する協定を締結する。中高生の視野を広げ進路に対する意識や学習意欲を高めるとともに、中学校・高等学校・大学教育に関する相互の理解を深めて、双方の教育の活性化を図ることを目的としている。

 東京電機大学は、理工系大学として建学の精神「実学尊重」のもと、専門分野の理解には知識の習得とともに実践が必要という、ハンズオン型の教育を重視している。中学校・高等学校の現場における探究型の教育の導入にともない、中高大接続を意識し、おもに理工系探究型プログラムの開発・支援を行う中高大連携事務局を2024年に設置した。

 鷗友学園女子中学高等学校は、初代校長が重視した「リベラルアーツ」の伝統、STEAM教育に代表されるような実学を尊重した「教科を融合で学ぶ方式の尊重」を大切にしている。文理を超えた学びで生徒の視野を広げる「教科横断」の取組みなどが行われている。

 今回の協定は、東京電機大学が有する理工系の教育研究リソースを中学校・高等学校と連携して支援し、理工系の考え方の普及とともに理工系に対する関心を醸成することが目的。特に理工系進学率が低い女子生徒の工学への進学を支援する取組みを重要視している。

 協定の締結に先立ち、これまでも鷗友学園女子中学高等学校の実習講座における東京電機大学教員による助言、支援実施など、交流が行われてきた。今後は、教育に係る交流・連携をさらに深め、鷗友学園女子中学高等学校における東京電機大学教員による出張授業やワークショップ、探究活動をはじめ、積極的な教育連携が進められる予定だという。

 協定締結式は、7月18日午後2時から鷗友学園女子中学高等学校で行われ、東京電機大学の射場本忠彦学長や鷗友学園女子中学高等学校の柏いずみ校長らが出席予定となっている。

 東京電機大学は、2019年に私立女子校の豊島岡女子学園中学校・高等学校、2024年に東京都立多摩科学技術高等学校といった理数教育を重視する中学校・高等学校と連携協定を締結してきた。今回、先進的な理数教育を行う私立女子校である鷗友学園女子中学高等学校と中高大連携に関する協定を締結することとなった。

《風巻塔子》

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