山口県で実施された公立学校教員採用候補者選考試験に係る「教職専門」事前認定テストの結果が2025年1月23日に発表された。今回のテストでは、合計184人の志願者のうち、180人が合格した。合格者は、2025年度に実施される山口県公立学校教員採用候補者選考試験の第一次試験において、「教職専門」試験が免除される。
この事前認定テストは、山口県の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の教員を志望する大学生や大学院生を対象に行われた。対象者は、2024年度の大学3・4年生、大学院1・2年生、短期大学1・2年生などで、実施要項の要件を満たす者である。テストは、教育心理、生徒指導、特別支援教育などの内容を含む「教職専門」試験の免除者を事前に認定するために行われた。
試験は、2024年12月15日午前10時30分から午前11時20分まで、山口大学吉田キャンパスの共通教育講義棟で実施された。合格者は、2025年度に実施される山口県公立学校教員採用候補者選考試験において、小学校、中学校、高等学校、または特別支援学校のいずれかを受験する際に、第一次試験の「教職専門」試験が免除される。
今回の事前認定テストの結果、合格者数は小学校または特別支援学校小学部で72人、中学校または特別支援学校中学部で70人、高等学校または特別支援学校高等部で38人となった。合計で180人が合格し、志願者数184人に対する合格率は約97.8％である。
山口県の教員採用試験は、第一次試験と第二次試験に分かれており、5月の第一次試験では教科専門が問われる。7月の第二次試験では、小論文、集団面接（模擬授業・討議）、個人面接、適性検査が行われる。事前認定テストで合格した者は、第一次試験の「教職専門」試験が免除されるため、教科専門に集中して準備することができる。
