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【大学受験2026】広島大も女子枠…理工・情報系3学部37人

 広島大学は、2026年度(令和8年度)入学者選抜から、理学部、工学部、情報科学部に計37人の「女子枠」を新設する。女性比率が15%程度にとどまる3学部で女子学生を増やし、理工・情報系分野で活躍する女性人材を育成する。

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 広島大学は、2026年度(令和8年度)入学者選抜から、理学部、工学部、情報科学部に計37人の「女子枠」を新設する。女性比率が15%程度にとどまる3学部で女子学生を増やし、理工・情報系分野で活躍する女性人材を育成する。

 理工・情報系分野で女性の技術者、専門家、研究者の割合を高める必要がある中、広島大学の理学部、工学部、情報科学部の女性比率は15%程度にとどまり、著しい偏りがある。そのため、2026年度入学者選抜から女子枠を新設。女子枠で入学した学生が地域や世界で活躍できるよう、多様性を生かした教育プログラムの充実を図っていく。

 女子枠の募集人員は、理学部7人(数学科1人、物理学科3人、化学科1人、生物科学科1人、地球惑星システム学科1人)、工学部工学特別コース15人、情報科学部情報科学科15人の計37人。受験者ひとりひとりの長所を最大限評価することで、将来社会で光り輝く人材の入学を希望するという意図を込めて命名した大学独自の総合型選抜と学校推薦型選抜「光り輝き入試」の一環として実施する。

 理学部と工学部は、大学入学共通テストを課す「総合型選抜II型」として2025年10月上旬に出願、2026年2月中旬に合格発表を予定。理学部では、同一募集単位での一般枠との併願を認める。

 情報科学部は、大学入学共通テストを課さない「学校推薦型選抜I型」の地方創生枠で実施。2025年11月上旬に出願、12月上旬に合格発表予定。同一募集単位での一般枠との併願を認める。

 このほか、広島大学では2026年度光り輝き入試において、「新たな総合型選抜」を法学部と生物生産学部の2学部に導入する。新しい教育課程が高校で始まり、高校生が主体的に学ぶ活動が活発化する中、志願者の課題探究活動を特に評価する入試方式をさらに発展させる。

 大学入学共通テストを課さない「総合型選抜I型」として、法学部(法学科昼間コース)5人、生物生産学部(生物生産学科)5人の計10人を募集。出願期間は2025年9月上旬、合格発表は制度上もっとも早い11月1日を予定している。これにともない、法学部(法学科昼間コース、夜間コース)と生物生産学部では、2026年度入試より一般選抜後期日程の募集を廃止する。

《奥山直美》

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