さいたま市教育委員会は2023年11月1日、スクールカウンセラーやソーシャルワーカーなど会計年度任用職員の募集を開始した。応募期間はそれぞれ異なるが、もっとも早い職種の締切りは11月20日（必着）。
さいたま市教育委員会が募集を発表したのは、2024年度採用の会計年度任用職員のスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、教育支援センター指導員、教育相談室の教育相談員・教育相談員（言語）、さわやか相談員。任用期間は2024年4月1日から2025年3月31日。
スクールカウンセラーは、さいたま市教育委員会が指定する市立の小、中、高、中等教育学校、特別支援学校などに配置し、おもに児童生徒または保護者へのカウンセリングや、教職員・保護者に対する相談・助言に関することを行う。勤務は1日につき6時間（年間40日）。報酬は時給5,016円など。応募資格は、公認心理師、臨床心理士、精神科医、ガイダンスカウンセラー、児童生徒の心理に関して高度に専門的な知識および経験を有し、学校教育法第1条に規定する大学の学長、副学長、学部長、教授、准教授、講師（常時勤務をするものに限る）または助教の職にあった人など。採用人数は3名程度としている。
スクールソーシャルワーカーは、指定する市立小に配置し、おもに問題を抱える児童生徒などがおかれた環境への働きかけや、配置小学校の児童・保護者・教職員などに対する相談、情報提供などの支援に関することを行う。勤務は1日につき7時間（年間185日）。報酬は時給1,806円（社会福祉士または精神保健福祉士の有資格者）、または1,444円。期末手当などの支給があり、健康保険などに加入する。応募資格は、社会福祉士または精神保健福祉士の資格を有する人、スクールソーシャルワーカーとして勤務経験がある人、福祉の分野において専門的な知識・技能を有し、実務経験がある人など。採用人数は3名程度。
教育支援センター指導員は、指定する教育支援センターおよび教育相談室に勤務し、教育支援センターに通室または通室を希望する児童生徒への相談・支援・ICTによるオンライン学習の補助などを行う。勤務は週3日、1日につき7時間。報酬は時給1,030円。期末手当なども支給し、健康保険などに加入する。応募資格は、小・中学校教諭免許を有し、小・中学校での指導経験、または不登校児童生徒への支援経験がある人など。採用予定人数は若干名。
教育相談室の教育相談員・教育相談員（言語）は、指定する教育相談室に勤務。おもに教育相談室における児童生徒・保護者への支援を行う。また、教育相談員は学校など関係機関との連携・コンサルテーション、教育相談員（言語）は未就学児のことばに関する相談（発音の指導、吃音の相談など）を行う。勤務は週4日、1日につき7時間。報酬は時給1,355円。期末手当などの支給や、健康保険などの加入もある。応募資格は、教育相談員が公認心理師、臨床心理士、ガイダンスカウンセラー、臨床発達心理士、特別支援教育士など。教育相談員（言語）は、言語聴覚士またはことばの教室で1年以上指導経験がある者など。採用予定人数は、ともに若干名。
さわやか相談員は、指定する中学または中等教育学校に配置。生徒・保護者の相談および支援に関することなどを行う。勤務は1日につき5時間45分（年間215日）。報酬は時給1,170円。期末手当などの支給があり、健康保険などに加入する。応募資格は、学校教育に理解があり、子供の悩みについて相談に応じることのできる資格（教育、カウンセリング、福祉など）または、業務として子供の悩みについての相談経験を有する人など。採用は5名程度。
応募希望者は、さいたま市教育委員会のWebサイトより採用選考申込書をダウンロードし、必要書類を添えて郵送または直接持参にて提出する。応募締切は、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、さわやか相談員が11月20日（必着）、教育支援センター指導員、教育相談室の教育相談員・教育相談員（言語）は12月4日（必着）。募集についての詳細は、さいたま市教育委員会のWebサイトで確認すること。
