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都立高校など非常勤介助職員を数名募集…東京都

 東京都教育委員会は2023年9月29日、東京都立高等学校などの非常勤介助職員(会計年度任用職員)の募集を公表した。採用予定者数は数名程度。申込締切は10月13日(消印有効)。

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東京都立高等学校などの非常勤介助職員(会計年度任用職員)の募集
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  • 東京都立高等学校等非常勤介助職員の経歴・資格要件

 東京都教育委員会は2023年9月29日、東京都立高等学校などの非常勤介助職員(会計年度任用職員)の募集を公表した。採用予定者数は数名程度。申込締切は10月13日(消印有効)。

 採用予定職は、東京都立高等学校などの非常勤介助職員(会計年度任用職員)で、採用予定人数は数名程度。任用(雇用)予定期間は、採用日から2024年3月31日まで。任用後に条件付採用期間がある。任用期間満了後に同一の職務内容の職が設置される場合で、かつ能力実証の結果が良好である場合、公募によらず再度任用される可能性がある。なお、期間を定めた任用であり2024年4月1日以降の任用を保障するものではない。卒業、転学などの理由により、対象生徒などに対する支援が不要となったときは、児童・生徒の卒業、転学などをもって任用期間満了となる場合がある。

 職務内容は「支援の対象とする児童・生徒に対する生活介助(移動介助、排せつ介助、摂食介助など)」「対象生徒などに対する学習支援」「学校行事などの特別活動および部活動における対象生徒などに対する支援」「対象生徒および周囲の生徒などの安全確保」「対象生徒などに係る支援計画および支援記録などの作成」「教職員、対象生徒などの保護者、東京都教育委員会または関係機関との連絡調整」など規定する職務に関連する職務として、配置先の校長が必要と認める職務。対象生徒などの欠席または休暇時などにおける教職員の補助業務など。配置される学校により、職務内容(部活動時の支援の有無など)は異なる。

 勤務先は、東京都立高等学校・都立中等教育学校・都立中学校・都立小学校のうち東京都立高等学校など常勤介助職員の配置が必要な学校(都立特別支援学校における学校介護職員の募集とは異なる)。

 応募資格は「介護施設、障害者支援施設、学校(小中学校、高等学校、特別支援学校など)、児童福祉施設、医療機関などで、障害がある人などに対する介護・介助・支援を主とした勤務の経験を有する者」など。ただし、児童・生徒を対象とした介護・介助でなくてもよい。身体介助に限らず、視覚障害や聴覚障害などの支援経験がある場合もよい。資格や教員免許などを保有していない場合でも、介護の実務経験などを有していれば応募可能。「経歴・保有資格等調査票」の「1介護・介助などの勤務の経験」欄に勤務の経験などの情報を記入すること。

 「各種教員免許を有する」「介護福祉士試験の受験資格を有する」「介護職員初任者研修、実務者研修、介護職員基礎研修、訪問介護員(ホームヘルパー)養成研修1級または2級課程などの介護関連研修を修了している」「社会福祉士、介護支援専門員などの福祉系資格を有する」場合は、「経歴・保有資格等調査票」の「2介護・福祉・教育関係資格など」欄に保有する資格などの情報を記入すること。資格の保有または研修の修了を要件とする場合、任用をする日の前日までに、資格を取得または研修を修了する見込であれば応募可能。上記のいずれかと同等の資格または経験を有すると東京都教育委員会が認める者も応募できる。

 勤務条件は、週3~5日程度で、勤務時間は3時間~7時間45分/日程度。勤務日および勤務時間は、124時間/月を勤務時間の上限とし、配置先の校長により毎月決定する。勤務時間の上限の範囲以内で、1日の勤務時間が7時間45分よりも長くなる場合がある。配置される学校により、複数の東京都立高等学校など非常勤介助職員により、交替制で対象生徒などの支援を行う場合がある。定時制課程の学校は希望の確認を行ったうえ、夜間勤務となる場合がある。

 報酬は時給1,600円。交通費を支給(上限2,600円/日)。一定の要件を満たす場合、期末手当支給。休暇は、年次有給休暇、公民権行使等休暇など。社会保険は、勤務時間により異なる。

 申込みは、必要書類を「東京都教育庁都立学校教育部高等学校教育課学校経営指導担当」宛てに郵送する。締切りは10月13日(当日消印有効)。

 選考は、第一次選考の書類選考後、合格した場合は、第二次選考として面接を行う。第二次選考は、第一次選考合格者から個人面接により、順次実施する。面接では、これまでの経歴における経験や学校での勤務に係る適性について確認する。第二次選考合格者は「東京都立高等学校など非常勤介助職員 採用候補者名簿」に登載する。面接による配置選考は、学校で個人面接を実施する。対象生徒などの障害の様態や性別、採用候補者の住所地や希望勤務条件などにより対象者を選出する。学校から採用候補者に対し、配置選考の実施における日程調整の電話連絡がある。配置選考に合格(採用)した場合、東京都立高等学校など非常勤介助職員として、学校に配置される。なお、配置選考の案内がない場合もある。

 配置選考に合格(採用)とならなかった場合は、希望に応じて、2023年度の名簿に登載する(有効期限2024年3月末)。名簿登載を希望する場合は「東京都公立学校会計年度任用職員申込書」の「名簿登載」欄に記載すること。名簿登載者は、欠員補充の必要が生じた時、配置選考の実施について案内する場合がある(第一次選考、第二次選考免除)。名簿に登載があっても、配置選考を案内できない場合がある。対象生徒などの状況で名簿登載者がいる場合でも、別途募集案内を行うことがある。詳細は、東京都教育委員会のWebサイトで確認できる。

《宮内みりる》

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