国立極地研究所は、2024年12月に日本を出発予定の第66次南極地域観測隊夏隊(以下、観測隊)に同行する教員の募集を発表した。募集期間は2023年9月15日から12月4日。派遣予定人数は2名。
教員南極派遣プログラムは、極域科学や極地観測に興味をもつ小・中・高校などの現職教員を南極地域観測隊の同行者として南極に派遣するもの。派遣教員が南極・昭和基地から衛星回線を経由して、所属校に対して実施する「南極授業」や帰国後の活動を通じて、国内の小・中・高校などの児童生徒に対して、南極に関する理解向上につながるさまざまな情報発信をすることを目的としている。さらに、その活動を通じ、派遣教員自身が南極、地球環境および南極地域観測事業などに関する知識を習得し、自己研鑽を積むことも期待されている。
「南極授業」とは、派遣教員が自身の計画に基づいて授業を作成し、昭和基地と国内を衛星回線で結んで所属校に向けて行う授業のこと。授業内容は、南極の多様な価値への理解・興味・関心の向上を目的としたものであれば専門教科は問わない。
2024年度教員南極派遣プログラムの派遣期間は、2024年12月上旬から2025年2月下旬(昭和基地での滞在期間は2025年1月上旬から2025年2月上旬)を予定。
応募教員の資格は教員免許を有し、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校に現職として勤務する教員であること。勤務先は日本国内のみとする。
応募方法は、応募教員が必要書類を作成し、所属する学校へ提出。応募教員が所属する学校または教育委員会が、必要書類を作成し提出する。募集期間は12月4日まで。主催者が設置する派遣候補者選考委員会で書類審査と面接により選考する。選考結果は2024年1月上旬、推薦者を通じて書面で通知する。
◆2024年度教員南極派遣プログラム
募集期間:2023年9月15日(金)~ 12月4日(月)
派遣期間(予定):2024年12月上旬~2025年2月下旬(昭和基地での滞在期間は2025年1月上旬~2025年2月上旬)
応募教員の資格:教員免許を有し、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校に現職として勤務する教員(勤務先は日本国内のみ)
派遣予定人数:2名
応募方法:応募教員が必要書類を作成して所属する学校へ提出後、応募教員が所属する学校または教育委員会が必要書類を作成し提出する