電気事業連合会は2023年4月20日、小学6年生の理科や総合的な学習で活用できるプログラミング教材「電気で学ぼう!プログラミング」をWebサイトで公開した。プログラミングファイルの他、PPT教材や映像、児童用ワークシート・教師用手引書をセットで無償提供する。
「電気で学ぼう!プログラミング」は、小学校の授業にあわせて使用できる「エネルギー」「電気」をテーマにしたプログラミング教材。授業の準備のやり方やプログラミングの取り入れ方がわからないという教員の不安や疑問に応え、1952年(昭和27年)に全国9つの電力会社により設立された電気事業連合会が制作。東京都台東区立上野小学校の田中康雄校長が監修を務めた。
同教材は、「パワーポイント教材」「アニメーション動画」「児童用ワークシート」「プログラミングファイル」「教師用手引書」で構成。理科6年生「電気の利用」「生物と環境」や、総合的な学習の時間の授業での活用に対応している。
パワーポイント教材では、エネルギー、電気、省エネ、日本のエネルギー事情、発電方法、2030年度の発電方法の組み合わせ、SDGs等を学ぶ。プログラミング教材では、まず、アニメーション動画「プログラミングとは?」を視聴することでプログラミングへの理解を深めてから、プログラミング学習ソフト「Scratch」でプログラムを体験する。
Scratchでは、使う電気の量と発電量を調節するプログラムと発電方法の組み合わせをシミュレーションでき、プログラミングが社会にも役立っていることやプログラミングを通じて発電方法を組み合わせることの重要性について理解を深めることができるという。
教材は、エネルギー・環境教育支援サイト「ENE-LEARNING(エネラーニング)」から無償でダウンロードできる。