高校の探究学習を紐解く…東京学芸大「探究ミニセミナー＆交流会」4/28

　東京学芸大学「高校探究プロジェクト」は、2023年4月28日より、全8回にわたって「私たちの探究をつくろうプロジェクト 探究ミニセミナー＆交流会」を開催する。

　東京学芸大学が主催する「高校探究プロジェクト」は、高等学校における各教科の授業や「総合的な探究の時間」における生徒の学びの最大化を目標に掲げ、「探究的な学びの実践コミュニティ」の創出・拡大のための取組みを展開するもの。本プロジェクトは三菱みらい育成財団の助成事業である。

　2022年度は、5校の実践連携校とともに「私たちの探究をつくろうプロジェクト」を立ち上げ、高校生が自分たちの学びについてどう感じているか、どうしたいと思っているかを聴く交流会やイベントを実施してきた。2023年度は、実践連携校を中心に、全国のどの学校からでも、誰でも参加可能な「探究ミニセミナー＆交流会」を定期的に開催予定。探究的な学びの実装化・充実に向けた情報共有・交流の場としていくという。

　2023年4月28日に開催する「探究ミニセミナー＆交流会」第1回は、「総合的な探究の時間」に活用できる教材やプログラム、および実践事例を紹介し、それをもとに、あらためて探究活動の目的を確認し、今年度の各校の取組みを見通す。

　第1回の話題提供者は、慶應義塾大学4年の吉田悠馬氏と国際基督教大学4年の岡田羽湖氏。2人は青森県出身で、高校生時代に、都会と地方の教育格差の解消を目指した学生団体を立ち上げた。地方の高校生の主体的な学びや課外活動を当たり前に行うことができる文化を醸成するため、各種ジャンルのイベントの開催、メディアでの高校生の学びの現実を周知する活動、プレゼンテーション等の活動を行ってきた。

　2人は、2022年8月に「合同会社あしたの学校」を設立。現在は、高等学校における「総合的な探究の時間」の教材開発やカリキュラム設計等を行い、地方の学校での探究学習のあり方を模索している。

　吉田氏と岡田氏は、開発した教材を高等学校現場でも実践しており、イベントでは教材・カリキュラムの内容や実践事例を紹介する。

　イベントは、平日放課後の時間帯に1時間の開催を予定。探究的な学びの充実に意欲・興味のある先生方、および高校生や大学生は、ぜひ参加してほしい。

　なお第1回への参加は難しい場合でも、イベントの参加登録をすることで、第2回以降の日程が確定し次第、案内を受け取ることができる。

「私たちの探究をつくろうプロジェクト」
探究ミニセミナー＆交流会 第1回

開催概要

開催日時：2023年4月28日（金）16:00～17:00
参加費：無料
形式：Zoomによるオンラインセミナー
定員：100名（先着順）
申込締切：2023年4月24日（月）
※ Zoomリンクは，申込者に開催日前日までに送信する。

プログラム

※終了後に、質疑応答の時間を設ける予定。

　参加登録をした方には、第2回以降の日程が確定次第、案内される。第1回への参加は難しい場合でも、本セミナーに関心がある方は、ぜひ下記のボタンより参加登録をしてほしい。

　なお、高校探究プロジェクトでは、教科ごとの授業研究ワークショップも開催している。詳しくは、下記ボタンからWebページをご確認いただきたい。