スポーツを「する」「みる」「ささえる」ための環境づくりを行う日本スポーツ協会（JSPO）は2023年4月10日、学校部活動の地域連携・地域クラブ活動への移行に向け、「学校部活動の地域連携に向けた動画」をWeb公開したことを発表した。
動画では、学校部活動の地域連携・地域クラブ活動への移行にあたっての課題や、その後に起こり得る状況（事故等）への対応を解説。概論（3分38秒）、中学校との連携（5分36秒）、指導者の質の保障と量の確保（3分49秒）、事故防止と保険加入（4分11秒）の4本の動画が公開されている。
いずれの動画も、日本スポーツ協会 地域スポーツクラブ育成委員会委員でカルティベータ代表理事の宮嶋泰子氏が、地域のスポーツクラブ指導者に解説する形式で制作されている。
「概論」では、まず国の方針として「休日の運動部活動の段階的な地域移行」「合理的で効率的な部活動の推進」の2つを解説。地域にはスポーツ少年団や総合型クラブ、スポーツ推進委員があるが、これらを連携し、子供たちがスポーツをする機会を確保すること。そして、スポーツにより楽しさや喜びを感じることが一番重要であると説明。スポーツによって自己実現を図る活力ある絆の強い社会を創り、新しい価値を創出することがポイントになるという。
「中学校の連携」では、「どういう場面で中学校と連携が必要になるのか？」「連携体制はどうしたらよいのか？」等の質問に回答。「指導者の質の保障と量の確保」では、指導者を確保をするときの留意点等を紹介。「事故防止と保険加入」では、活動時に事故を起こしたときの対応について、具体的な事例から補償制度と今後の対応等を説明している。
動画は、スポーツ安全協会の助成を受け制作。JSPOのWebサイトで視聴できる。
