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小学生対象「書くって大切なこと」プロジェクト、実践校募集

 日本文化教育推進機構は、筆記具メーカー・パイロットコーポレーションの協力もと、全国の小学校・学童・フリースクール等を対象に、2023年4月より「書くって大切なこと」プロジェクトを開始する。

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「書くって大切なこと」プロジェクト
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 日本文化教育推進機構は、筆記具メーカー・パイロットコーポレーションの協力もと、全国の小学校・学童・フリースクール等を対象に、2023年4月より「書くって大切なこと」プロジェクトを開始する。
 
 小学校では1年生より鉛筆でひらがなを練習するが、ここ数年では、タブレットやパソコンが支給され、タイピングも同時に練習するようになった。子供たちの「手書き」の時間が「タイピング」の時間に変わりつつある中、あえて手書きをする理由はどこにあるのか、プロジェクトはそうした時代・教育的背景から企画されたという。

 プロジェクトでは、これから文字を習う小学1年生から筆記用具を使いこなす小学校6年生までの児童を対象に、「書く」文化を広げ・伝えていくことを目的とした1時間授業用のプログラムを提供。「手書き」の良さや、さまざまな筆記用具の活用方法を解説する、日本でほぼ初めての教材で、教師の指導用スライドとワークシート、指導案等の授業用教材一式を無償で提供する。国語や総合的な学習の時間、学級活動等での活用が想定される。

 今回、2023年4月~2024年3月に授業実践を希望する小学校・学童・フリースクール等を募集しており、現在事前予約を受け付けている。申込みは日本文化教育推進機構のWebサイトから。なお、プロジェクト初年度である本年は、授業に参加した児童全員に消せるボールペン「フリクションボールノック」を1本ずつ、授業をする教員には消せる蛍光ペン「フリクションライト6色セット」を、授業での実践用教材として、先着100クラスに送付する。

◆書くって大切なこと プロジェクト
対象:小学1~6年生
対象教科・時数:国語、総合的な学習の時間・学級活動1~2時間授業
対象地域:全国
対象学校:全国の国公私立小学校、学童、フリースクール、学習塾、放課後等デイサービス等(それ以外の団体は応相談)
教材:教師指導用スライド(パワーポイント)、児童用ワークシート(PDF)、教師指導案(PDF)、実践用教材【児童用】消せるボールペン「フリクションボールノック」各1本【教員用】消せる蛍光ペン「フリクションライ6色セット」※先着100クラス限定
授業実践可能時期:2023年4月~2024年3月
応募方法:日本文化教育推進機構Webサイトより

《木村 薫》

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