2023年度(令和5年度)大学入学共通テスト(旧センター試験、以下、共通テスト)が1月14日・15日に実施される。テスト初日は全国的にぐずついた天気となり、西日本から東北にかけて広く雨。北海道では雪が降る予想となっており、時間に余裕をもった行動を心がけたい。
気象庁が1月13日午前9時に発表した天気予報によると、共通テスト前日の13日から西日本を中心に天気が下り坂となり、14日には西日本から東北まで広く雨や曇りの予想。気温は比較的高いものの、北海道では雪が予想されている。15日は回復傾向にあるものの、本州の日本海側・太平洋側を中心に雨が残る。
札幌は14日が曇り一時雪、15日が曇り時々晴れ。東京は14日が曇り、15日が曇り一時雨。大阪は14日が雨、15日が曇り。福岡は14日が雨のち曇り、15日が曇り一時雨。
ウェザーニュースによると、前線や低気圧が通過する影響で共通テスト両日は全国的に天気が崩れる見込み。等圧線の間隔も狭くなっていることから、風が強まるおそれもあるという。気温は全国的に高めで季節外れの暖かさになるところも。積雪が多い地域では融雪により足元が悪くなることも予想されるため注意が必要だ。荒れた天気で交通機関に乱れが生じる可能性もあり、時間に余裕をもって行動してもらいたい。
ウェザーニュースは、全国679か所を網羅した「大学入学共通テスト会場の天気」を公開しており、都道府県と会場名から試験場の天気を確認できる。あわせて、試験前日に確認してほしい「服装予報」や試験会場までのルートへの影響を確認できる「ドライブリスク予報」等の情報も掲載している。
また、東進ハイスクールのWebサイトでは、1時間ごとのピンポイント天気と90日先の天気がわかる「全国学校のお天気」を掲載。会員登録をすると「天気メール」やよく見る地点の「My天気登録」等、さまざまな機能を利用することが可能。気になる試験当日の天気をピンポイントで確認できる。
大学入試センターによると、雪・地震等による災害その他特別の事情により、大学入学共通テストを期日に実施できずまたは完了しなかった場合には、実施できなかった試験分について再試験を実施する。実施期日は1月28日および29日とし、当日の実施が不可能な場合は、この期日より後にできるだけ速やかに実施する。
試験当日に、交通機関に遅れや運転の見合わせが生じているときは、試験場で試験開始時刻の繰下げ等を行うことがあるので、まずは受験票に記載されている「問合せ大学」へ連絡し、試験場に向かう。試験前に受験上の注意を確認し、落ち着いて対処できるよう備えておきたい。