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金沢工業大「デジタル人材育成教材」無償提供

 金沢工業大学は、デジタル人材育成のためのゲーミフィケーション教材「データサイエンスゲーム スマートシティ版」の無償ダウンロードを開始。開発は、経営情報学科・SDGs推進センターの教職員、同学科平本研究室・学生団体「SDGs Global Youth Innovators」が行った。

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金沢工業大学 SDGs推進センター
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 金沢工業大学は、デジタル人材育成のためのゲーミフィケーション教材「データサイエンスゲーム スマートシティ版」の無償ダウンロードを開始した。開発は、経営情報学科・SDGs推進センターの教職員、同学科平本研究室・学生団体「SDGs Global Youth Innovators」が行った。

 金沢工業大学では、第1回「ジャパンSDGsアワード」SDGs推進副本部長(内閣官房長官)賞受賞後、SDGs達成に向けたさまざまな組織との連携を加速させている。

 今回、同大学の経営情報学科とSDGs推進センターは、データサイエンス力を有し地域・企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進するデジタル人材育成のためのゲーミフィケーション教材として「データサイエンスゲーム スマートシティ版」を開発し、無償ダウンロードを開始した。

 現在、デジタル庁ではデジタル田園都市国家構想を推進。デジタル田園都市国家構想とは、「心ゆたかな暮らし」(Well-Being)と「持続可能な環境・社会・経済」(Sustainability)を実現していく構想。同大学では、それを後押しする地域・企業のDXとサステナビリティ向上の両立を実現するデータサイエンス力を有した人材の育成を目指している。

 そこで、同大学では、日本の教育機関において取り組まれているプログラミング教育で活用できる、より実践的で、社会ニーズの高いデジタル人材を育成するためのツールとして2022年3月から「データサイエンスゲーム スマートシティ版」の企画・開発を始めた。2022年7月に開催されたオープンキャンパスで完成したゲームを用いた高校生向けワークショップを提供し、その後、小中高生のみならず、多くの企業から好評を得ることができた。

 同ゲームは、「脱炭素社会」「循環型社会」「ウェルビーイング社会」「自然との共存共創社会」といった4つの理想の社会を達成することを目標としたゲーム。プレイヤーはリソースカードとして、予算とデータを入手していき、それを用いて都市の中のさまざまな生活・ビジネスシーンを最新技術の活用によりアップデートしていく。どの生活・ビジネスシーンがアップデートされると、どの理想の社会の実現に貢献するのかを予想しながら、理想の社会の早期実現を目指す協力型のゲームとなっている。

 「データサイエンスゲーム スマートシティ版」は、Webページよりダウンロードできる


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《いろは》

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