東京都教育委員会は2022年12月5日、都内公立小学校の体育の一部を教える「特別非常勤講師の候補者名簿」への登載希望者を募集すると発表した。対象は教員免許を有さない人のうち、意欲のある人。申込みは作文課題等の書類一式を持参または郵送する。1次締切は2023年1月4日。
今回の募集では、授業を行うためのレベルを確保するために、都が実施する指導力養成講座を受講し、修了者を名簿登載する「特別非常勤講師の候補者名簿に係る登載希望の募集」とする。指導力養成講座の受講料・教材費は無料（交通費等は自己負担）。
名簿登載後は、「単独で授業を行ってもらえる講師」を探している区市町村に紹介し、区市町村において面接等を実施。合格者は、区市町村で臨時的な採用（任用）となり、学校で授業を行うことができる。ただし、指導力養成講座を修了した人全員が区市町村へ紹介されるわけではないという。
指導力養成講座への応募資格は、スポーツ競技に関する専門的な知識を有し、「1.各競技の都道府県大会、またはこれと同等以上の大会に出場し活躍した者」「2.指導者として指導した児童または生徒が1と同等の活躍をした実績のある者」「3.長年にわたり指導者として競技指導の経験がある者」のうち、1～3のいずれかに該当する者。教員免許（小学校、中高の体育）を有していないことが条件となる。
指導力養成講座への申込期限は、第1弾が2023年1月4日（消印有効）、第2弾が2023年1月20日（消印有効）。定員は30名。養成講座の募集にあたり、作文等の書類選考を実施する。受講生認定は1月下旬までに順次通知される。受講認定された人は、オンライン講座の受講および2月に指定する2日間（原則、土日祝）で集団講座を受講する。
詳細は、東京都教育委員会のWebサイト「特別非常勤講師の候補者名簿に係る登載希望の募集」で確認できる。
