文部科学省は2022年11月9日、オミクロン株対応ワクチンの接種促進と、新型コロナウイルス感染症および季節性インフルエンザに係る医療機関・保健所からの証明書等の取得に対する配慮についての依頼を大学等に通知した。
オミクロン株対応ワクチンの接種促進については、2022年11月4日付けの内閣官房内閣参事官事務連絡「オミクロン株対応ワクチンの接種促進のためのさらなる取組推進について(依頼)」に基づき、リーフレット等を活用した職員や学生への周知、各都道府県に設置されている相談窓口の活用、職員がワクチン接種を受けやすい環境の確保等の取組みを進めるとともに、接種を希望する人に対し、年内接種の積極的な働きかけを促す。
新型コロナウイルス感染症および季節性インフルエンザに係る医療機関・保健所からの証明書等の取得に対する配慮については、2022年11月4日付けの厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部事務連絡「新型コロナウイルス感染症および季節性インフルエンザに係る医療機関・保健所からの証明書等の取得に対する配慮について」に基づき、発熱外来のひっ迫等を回避するため、従業員や生徒に医療機関等が発行する検査結果や治癒の証明書を求めないことについて、周知を行うこととしている。
なお、オミクロン株に対応した2価ワクチンについては、年内に希望者への接種を完了するよう接種体制の確保や周知広報を行っているが、2022年11月1日現在、接種率は全人口の約5%にとどまっている。