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大学入学者の地元残留率44.7%、トップは愛知…リクルート進学総研

 リクルート進学総研は、「18歳人口推移、大学・短大・専門学校進学率、地元残留率の動向2021年」を公開した。18歳人口は2033年に101.4万人となり、2021年から12.7万人減少すると予測。大学入学者の地元残留率は44.7%と10年間で1.5ポイント上昇している。

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18歳人口予測(全体:全国:2021~2033年)
  • 18歳人口予測(全体:全国:2021~2033年)
  • 18歳人口予測(全体:都道府県別:2021→2033年)
  • 18歳人口予測(全体:エリア別:2021~2033年)
  • 大学進学率の推移(現役:エリア別:2012~2021年)
  • 大学・短期大学・専門学校進学率(現役:都道府県別:2021年)
  • 大学進学率(現役・過年度含 比較:全国:2012~2021年)
  • 短期大学進学率(現役・過年度含 比較:全国:2012~2021年)
  • 専門学校進学率(現役・過年度含 比較:全国:2012~2021年)
 リクルート進学総研は、「18歳人口推移、大学・短大・専門学校進学率、地元残留率の動向2021年」を公開した。18歳人口は2033年に101.4万人となり、2021年から12.7万人減少すると予測。大学入学者の地元残留率は44.7%と10年間で1.5ポイント上昇しており、都道府県別では「愛知」71.3%がもっとも高かった。

 「18歳人口推移、大学・短大・専門学校進学率、地元残留率の動向2021年」は、文部科学省の「学校基本調査」より、受験マーケットに大きな影響を与える「18歳人口予測」「進学率推移」「地元残留率」について分析し、リポートにまとめたもの。

 リポートによると、18歳人口は2021年の114.1万人から、2033年には101.4万人へ12.7万人減少すると予測。特に東北の減少率が高く、東北6県中4県が減少率20%以上。増加する見込みは、東京と沖縄のみ。減少数は、近畿の2万6,060人減がもっとも大きかった。

 大学進学率は、2012年の47.7%から2021年は52.9%と、10年間で5.2ポイント上昇した。上昇率が大きいのは、1位「北海道」、2位「四国」、3位「東北」。2012年を100としたときの2021年の指数は、1位の北海道で126.4。一方、2021年の進学率が高いのは、1位「南関東」、2位「近畿」、3位「東海」と、三大都市圏が上位を占めている。

 短大進学率は、2012年の5.5%から2021年は4.0%と、1.5ポイント低下。専門学校進学率は、2012年の16.8%から2021年は17.3%と、1.5ポイント上昇した。2021年の現役生の進学率1位は、大学が「東京」、短大が「鳥取」、専門学校が「沖縄」であった。

 大学入学者の地元残留率は、2012年の43.2%から、2021年は44.7%と、10年間で1.5ポイント上昇。短期大学入学者の地元残留率は、2012年の67.8%から、2021年は71.3%と3.5ポイント上昇した。

 大学入学者の地元残留率が高いのは、1位「愛知」71.3%、2位「東京」67.6%、3位「北海道」67.3%。大学入学者の地元残留率が低いのは、1位「奈良」14.3%、2位「鳥取」15.2%、3位「佐賀」16.6%。短大入学者の地元残留率が高いのは、1位「福岡」93.0%、2位「愛知」90.7%、3位「北海道」89.5%。短大入学者の地元残留率が低いのは、1位「島根」20.8%、2位「奈良」39.9%、3位「和歌山」41.0%であった。

 男女別データ等、さらに詳しい分析はリクルート進学総研のWebサイトより公開している。エリア別リポートもあり、申請すると詳細資料をダウンロードできる。

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《奥山直美》

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