さいたま市では2学期開始以降、市立小学校で約21%、市立中学校で約12%の児童生徒がオンライン授業を受けていることが2021年9月13日、さいたま市教育委員会の調査結果から明らかになった。市立学校では緊急事態宣言中、対面授業とオンライン授業をあわせて行うハイブリッド授業を実施している。 調査結果は、9月13日開催のさいたま市議会文教委員会で報告された。さいたま市立学校では、2学期の始業から緊急事態宣言中、登校を控え自宅でのオンラインを希望する児童生徒にはオンライン授業、通常登校を希望する児童生徒には対面授業を行う「ハイブリッド授業」を続けている。オンライン授業は欠席としない扱いとし、必要に応じて1人1台端末の持ち帰りやルーターの貸与を行っている。 8月27日現在、オンライン授業を希望する児童生徒の割合は、小学校が約21%、中学校が約12%。学年別では、小学校は1年生が約22%、2年生が約20%、3年生が約21%、4年生が約22%、5年生が約21%、6年生が約20%。中学校は1年生が約12%、2年生が約11%、3年生が約12%。小中学校ともに学年による大きな差はなかった。 この他、さいたま市では緊急事態宣言中は、修学旅行等の実施は困難とし、児童生徒の心情を踏まえ、保護者の十分な理解を得たうえで、延期または中止を含めて検討。部活動については、学校における生徒の接触機会を削減するため、上位大会につながる大会(関東・全国大会)やコンクール等に出場するため各校長が必要とした場合を除き、活動日は週2日以内、合同練習や練習試合等の校外活動は禁止している。