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国立科学博物館、地域振興のための巡回展キット開発…貸出開始

 国立科学博物館は、収蔵庫で保管されている標本を活用し、地域振興を目的とした新たな巡回展キット「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」を開発した。全国のさまざまな施設を対象に展示キットの貸出を開始する。

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巡回展キットのイメージ
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 国立科学博物館は、収蔵庫で保管されている標本を活用し、地域振興を目的とした新たな巡回展キット「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」を開発した。全国のさまざまな施設を対象に展示キットの貸出を開始する。

 「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」は、国立科学博物館の収蔵庫で保管されている普段は公開されていない標本資料を活用した展示キット。完成されている展示キットを貸し出すことができるので、科学系博物館だけではなく全国の美術館や商業施設等、さまざまな施設で巡回展の開催が可能。全国の施設で来場者が標本資料に触れ、驚きや発見を体験する機会を創出する。

 展示テーマは「観察の目、発見の芽」。剥製周辺にはあえて情報を置かず、まっさらな視点での観察を促す。これまでよりも深く考える時間や機会が増えているコロナ禍で、剥製だからできる観察、剥製だから生まれる発見を通して、自分なりの気付きが浮かびあがる。

 展示キットでは、世界屈指の動物標本として知られる「ヨシモトコレクション」を中心に、よりすぐりの哺乳類等の標本を紹介。動物の剥製1点1点を美術作品のようにじっくりと観察するという展示方法で、来館者と剥製の新しいコミュニケーションをつくる。

 新たに開発された展示キットを活用した巡回展は、標本資源の新しい価値を世の中に提示すること、また地域博物館も含めた事業活性化を目的としている。博物館の持つ資源を全国規模で循環させることで、誰もが驚きや発見を体験する機会を創出していくという。

 展示キットを活用した1回目の巡回展が2021年7月22日から9月12日まで、大分県立美術館で開催される。観覧料は一般300円、小・中・高校生200円。
《外岡紘代》

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