アドビは2021年4月27日に開催されたAdobe Summitにおいて、Microsoft TeamsとAdobe Document Cloudの新たな統合「Adobe Sign for Microsoft Teams」を発表。Adobe Signユーザーは、電子サインとPDFツールをMicrosoft Teamsから直接利用できるようになる。 「Adobe Sign」は、マイクロソフトのポートフォリオ全体で推奨されている電子サインソリューション。今回、新たにMicrosoft Teams承認アプリにも追加され、ユーザーは承認アプリから直接、承認が必要な文書にAdobe Signの電子サインを追加できる。 これにより、安全で認証済みかつ監査可能な方法で、すべての電子サインや他の承認依頼に簡単にアクセス、管理することが可能になる。たとえば医師は、Microsoft Teamsを使ったビデオ通話で、手術手順を患者に説明し、Microsoft Teams内で各種の同意書に電子サインをしてもらうことができる。 また、複数のAdobe Acrobatユーザーは、Microsoft Teams内でSharePoint、OneDrive、Microsoft Teamsに保存されたPDFにコメントを付けることが可能。たとえば、新たなチームスタッフを採用する場合、Microsoft Teams内で同僚と一緒に履歴書を確認し、Adobe Acrobatのコメントツールを使って同僚に見てほしい履歴書部分を強調することが可能。コメントに対して同僚から回答があれば、Microsoft Teamsから通知が届き、自分と同僚のコメントを含む履歴をSharePointやOneDriveに保存することもできる。 今後、他のアドビソリューションにおいてもアドビとマイクロソフトとの連携を強化する予定としている。