東北大学は、2027年4月1日に新たな学部教育の拠点「ゲートウェイカレッジ」を設立する。同大学としては初の、学部を定めない新しい選抜制度により約180名を募集。授業を英語で行うとともに、日本人と留学生の比率を概ね1:1にし、多様な学生が共に学ぶ場を提供する。
東北大学は2024年11月、日本で初めて「国際卓越研究大学」として認定された。この認定により、世界トップクラスの研究者の招聘と若手研究者の育成を進め、さらなる発展を目指している。また、未来型教育を目指し、これまでの学部教育とは異なるまったく新しい学びの拠点として新たに「ゲートウェイカレッジ」を2027年4月1日に設置する。
ゲートウェイカレッジでは、幅広い教養教育と分野横断的な基礎教育が行われる。学生は3年次以降に自らの関心と夢に沿った専門分野を決め、知の創出と人類社会の持続的発展に寄与することを目指す。
同カレッジでは、さまざまな文化背景をもつ学生が英語授業で学ぶ「国際共修環境」のもとで互いに切磋琢磨し、幅広い学問分野に触れながら、各専門分野を深める。
教育の理念として「本物に浸る(Immersion)」「自ら問う(Inquiry)」「未来を創る(Innovation)」を掲げ、「世界的な課題に挑む、創造的思考やイノベーション能力を持つ人材」「多様性の価値を理解し、グローバルな視点を有する人材」「研究への挑戦心を持ち、リーダーとしての資質を備える人材」を育成する。
2027年設置予定の高等大学院との連携により、学部から大学院・博士課程までの一貫した学びを提供する。これにより、学生は将来のキャリアパスを明確に見据えながら、高度な専門性と研究能力を体系的に身に付けることができるという。
入試に関する情報は、決定し次第、Webサイトで随時公開予定。