丸石製薬は2025年9月1日、静岡大学と共同で開発した「災害時の感染対策」教育ツールが、紙芝居形式で完成したと発表した。題名は「かんせんレスキューシズマルーズ ようちえんにやってきた」。幼稚園や避難所での感染症対策を支援する。
「かんせんレスキューシズマルーズ」は5人のキャラクターからなるレンジャーが、全国の幼稚園や避難所を飛びまわり、感染症から人々を守る役割を担う。このキャラクターたちは、藤井基貴研究室の防災教育と丸石製薬の感染対策の知識を融合して誕生した。名前は、静岡大学(シズ)と丸石製薬(マル)の共同研究から生まれたことに由来し、感染症が「鎮まる」願いも込められている。
教材制作にあたり、不安をあおらないこと、日常の行動から自然と身に付く内容であること、専門知識に基づいた内容であることを重視した。読み手にも配慮し、伝え方の工夫や専門知識をわかりやすく解説している。
今後、静岡大学の関連教育機関でこの紙芝居を用いた教育プログラムが試行される予定。詳細は静岡大学および丸石製薬のWebサイトで確認できる。