教育業界ニュース

大阪教育大とスタディポケット、包括連携協定を締結

 大阪教育大学とスタディポケットは2025年2月19日、包括連携協定を締結した。この協定は、両者が協力して教育課題の解決を図り、業務の効率化や教育の充実に寄与することを目的としている。

事例 企業×学校
写真左:岡本幾子(大阪教育大学 学長)、右:鶴田浩之(スタディポケット代表取締役)
  • 写真左:岡本幾子(大阪教育大学 学長)、右:鶴田浩之(スタディポケット代表取締役)

 大阪教育大学とスタディポケットは2025年2月19日、包括連携協定を締結した。この協定は、両者が協力して教育課題の解決を図り、業務の効率化や教育の充実に寄与することを目的としている。

 この協定の背景には、教育現場におけるさまざまな課題がある。特に、教職員の多忙化や教育の質的向上が求められる中で、生成AIを活用した新しいアプローチが注目されている。スタディポケットは、生成AIを活用した学習支援・校務支援サービス「スタディポケット」を通じて、大阪教育大学の教育課題解決に向けた取組みを支援してきた。

 協定で掲げられた連携事項は、業務改善、教育の充実、研究プロジェクトの共同推進、先端技術を活用した教育環境の整備など多岐にわたる。これにより、教育現場の効率化や質的向上が期待されている。

 具体的な取組みとしては、生徒対象の振り返りアンケートの内容分析や、アンケート記述の項目分けと分析、学年だよりなどの通知文書の原案作成、不測の事態が生じた際の留意点の確認、中学校英語の授業における生成AIの活用などがあげられる。

 スタディポケットは、文部科学省の「学校DX戦略アドバイザー事業」サポート事業者として登録されており、教育機関・学校に特化した生成AI学習支援サービスを提供している。校務支援や学習指導の効率化を図るとともに、生徒の主体的な学びを促すツールの開発を強みとしている。

 今回の包括連携協定を契機に、大阪教育大学とスタディポケットは、連携をさらに発展させ、教育環境の整備を推進していく方針だ。これにより、教育現場の質的向上が期待される。

《風巻塔子》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top