文部科学省は、2024年度「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)」グローバルサウス諸国への教育システムの海外展開と国内還元に関する調査研究事業の選定結果を公表した。7件の申請から福井大学が選ばれた。また、応援プロジェクトにヤマハなど9件が選定された。
諸外国から、日本の教育制度などの強い関心を受け、文部科学省は2016年度から「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)官民協働プラットフォーム」を運営し、日本型教育の海外展開を推進している。
2024年度「日本型教育の海外展開」は、ASEAN、インド、中東、アフリカ、中南米などのいわゆるグローバルサウス諸国で現地の教育課題解決に資する日本の特色ある教育を展開する。また、これまでのEDU-Port公募機関による活動が世界で活躍する人材の育成など、日本の教育の国際化の質的向上に果たした効果等を定性的・定量的に調査・分析する。同事業の実施にあたり、2024年5月21日~6月14日に公募した。
同調査研究は、7件の申請について検討・審査を行った結果、福井大学「アフリカ・中東・アジア諸国との連携による新たな教師教育国際協働モデルの構築及びEDU-Portニッポン事業の国内還元に関する省察的調査研究」が選ばれた。
また、日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)応援プロジェクトは、11件の申請について検討・審査を行った結果、ヤマハ「インド共和国初等教育への日本型音楽教育導入事業」など9件が選定された。