中央大学キャリアセンターは2024年4月15日より、理工学生を対象に生成系AIを使った就活面談練習システム「Chu活（チューカツ）ボット」の導入を開始した。3Dアバター相手に面接の模擬練習をし、即座にフィードバックやアドバイスも受けられる。
「Chu活ボット」は、中央大学理工学研究科情報工学専攻を2023年に卒業した水谷林太郎氏（現・サイアス主任研究員）によって開発された就活面談練習システム。既成のAI技術を組み合わせたスキームにより、3Dアバターを相手に面接の練習ができる。システムがメインにしゃべるのではなく、ユーザーの話をいかに引き出すかという点に注力した傾聴対話システムが備わっており、自己PRやガクチカ（学生時代に力を入れたこと）、研究内容の深堀などの面接練習が可能。特に、対人面接に慣れていない学生などの本番面接前の練習に役立つという。また、面接終了後即時にフィードバックやアドバイスもされるため、より本番で生きる実践的な練習ができる。
システムを利用するには、大学の就活支援オンラインプラットフォーム「Career Center net」から個人面談の予約を行う。「Chu活ボット」が設定されている枠を選択するだけで手軽に利用できる。現時点ではエントリーシート（ES）の添削はできないが、今後はESの添削サービスも視野に入れているという。
面接練習のようすは、YouTubeより閲覧可能。
