文部科学省は2023年8月17日、2023年度（令和5年度）文部科学大臣優秀教職員表彰「社会に開かれた教育実践奨励賞」に係る推薦団体の募集について公表した。推薦書類は、9月29日（当日必着）までに、メールで提出する。
文部科学大臣優秀教職員表彰は、学校教育における教育実践等に顕著な成果をあげた教職員について、その功績を表彰するとともに広く周知し、あわせて日本の教職員の意欲と資質能力の向上に資することを目的として、2006年度から実施している。
従来の表彰は、公立学校は教育委員会、国立大学附属学校は学長、私立学校は都道府県知事の推薦をもとに決定していたが、社会に開かれた教育課程の実現を重視する新しい学習指導要領の趣旨も踏まえ、学校教育を通してより良い社会を創るという理念を一層学校と社会との間で共有することを目指す観点から、2020年度より民間団体などの推薦と有識者の選考による「社会に開かれた教育実践奨励賞」を新設した。
8月17日より、この「社会に開かれた教育実践奨励賞」に係る推薦団体を募集する。推薦団体は、教職員または教職員組織に対する表彰などであって、文部科学省名義の使用許可などを受けている行事などを主催し、推薦する教職員または教職員組織に対して、表彰などを授与した団体であること。推薦団体の登録は、必要書類を文部科学省 初等中等教育局初等中等教育企画課「優秀教職員表彰」担当宛てにメールで電子媒体で提出する。締切りは9月29日（当日必着）。
なお、表彰の対象となるのは、現に全国の国立学校、公立学校または私立学校の教職員と教職員組織。教職員は、勤務実績良好かつ過去に懲戒処分などの罰を受けていない者であること。2023年4月1日時点で、教職員は原則として50歳未満の者であること、ただし、当面の期間は、特別の事情がある場合にはこの限りでない。教職員組織は2023年4月1日時点で、1年以上の活動期間があること。過去に教職員または教職員組織に対する表彰などであって、文部科学省名義の使用許可または文部科学省名義の使用許可などを受けた行事などにおいて行われるものを受けていることを満たす必要がある。
今後の予定として、推薦団体の登録受付後は、推薦依頼を順次受け付け10月6日に締め切る。審査は、10月下旬～11月に実施予定で、審査結果通知は12月上旬を予定している。表彰式は2023年1月中旬の予定。詳細は文部科学省Webサイトで確認できる。
