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安比高原小学校、2027年4月の開校に向けて準備開始…国際バカロレアPYPを軸に

 岩手に新しい小学校をつくる会は2023年8月8日、2027年4月の開校に向けて「安比高原小学校」設立の準備を始めたことを発表した。2026年7月末までに設置認可申請を行い、知事の認可を受ける必要があるという。

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 岩手県の安比高原に2027年4月、「自律協挑」を理念に新たな小学校が開校する予定だ。

 岩手に新しい小学校をつくる会は2023年8月8日、2027年4月の開校に向けて「安比高原小学校」設立の準備を始めたことを発表した。2026年7月末までに設置認可申請を行い、知事の認可を受ける必要があるという。

 「安比高原小学校」は、自律した個人が、協働しながら挑戦し続けてほしい、という願いのもと、「自律協挑」という言葉を理念とする。人を思いやる心、自然を愛で、大切に思う心、寛容さや謙虚さ、社会の役に立てることを喜びと感じる姿勢などを大切にしていきたいと考えていく。また、カリキュラムは、ものづくりと国際バカロレアのPYPプログラムを軸として、各教科についてもしっかりと学んでいくとしている。

 予定地は岩手県八幡平市細野内、就学スタイルは通学か寮かの選択で、1学年の生徒数は20~30人程度を予定している。

 八幡平市長の佐々木孝弘氏は、「本日、『「手に新しい小学校をつくる会』が『安比高原小学校設立』に向けて『一般財団法人安比高原学園設立準備財団』の立ち上げを発表されましたことを心から歓迎いたします。ハロウインターナショナルスクールに続く、新たな私立学校の設置は、八幡平市の豊かな自然環境や文化等が子供達の教育環境に適したものであることを認めていただいたものであり、感謝申し上げます。地元の子供達にも、全国から集まってくる子供達との交流によって、さらなる成長が期待できます。八幡平市の地で、安比高原小学校の子供達が夢をもって、日々生き生きと学び、そして伸び伸びと成長していっていけるように、八幡平市は、『岩手に新しい小学校をつくる会』を応援し、そして学校開設に向けて、支援してまいります。」とコメントしている。

《田村麻里子》

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