東洋経済education×ICTは、オンラインイベント「現役教員の時短術」「教育の質が上がる働き方改革」を2023年5月7日までオンデマンド配信する。「働き方改革」を実践している現役の先生や校長先生を招き、実例を中心に紹介する。参加は無料。申込みは4月30日まで。
東洋経済education×ICTは、開設してから2年が経過し、日々さまざまなテーマで記事を掲載している。中でも、スタート当時から継続して取材・掲載し、読者の関心が高い記事テーマは「働き方改革」。民間企業では、労働基準法が改正されたことやコロナ禍によるDXの促進等もあり、働く環境は様変わりしているという。
一方で子供たちが多くの時間を過ごす学校で働く教員の職場環境は、厳しさを増している。働きすぎにより休職や退職する教員の数は増加するうえ、教員不足の影響で補充の教員はなかなか見つからない。残された教員はさらなる過重労働を余儀なくされているが、悪化する環境の中で働くことは教員の心身に影響を及ぼし、授業の質の低下にもつながる。国の豊かな発展のために不可欠な「教育」の質を維持、改善していくためにも「働き方改革」は急務の課題。しかし、いざ「働き方改革」に着手しようとしても何から始めればいいのか、またそれに取り組む時間すらない等、課題が多いのが現実だという。
今回のウェビナーでは「働き方改革」を実践している現役の先生を招いた「現場編」と校長先生を招いた「管理職編」に分け、実例を中心に紹介する。「現場編」の登壇者は東京都公立小学校指導教諭の庄子寛之氏。学級担任をするかたわら、「先生の先生」として、全国各地で教育関係者向けに講演を行っている。日々忙しい中で、「定時退勤」を実現するには自分なりの工夫や努力が必要だという。また、継続的に実践していくためには「何のために定時退勤をするのか」という目的も必要。「なぜ定時退勤をするのか」、その理由と目的について伝える。
「管理職編」では森万喜子氏が登壇。教頭職を7年務めた後、北海道小樽市立望洋台中学校長、小樽市立朝里中学校長として勤務。校長として実践した「働き方改革」について解説。「働き方改革」を実行する目的は何か、対児童、対教員、対保護者、対教育委員会(自治体)等、異なる働きかけ相手にどのような行動を起こしたのか、さらには働き方改革における部活動運営、また実践の効果や成果について伝える。
視聴対象は、教員、各地域教育委員会、保護者、教育従事者。開催形式はオンデマンド配信で、「現場編」「管理職編」どちらも約65分。申込みはWebサイトから行う。申込期限は4月30日で、申込後はすぐに視聴できる。視聴期限は5月7日。参加費は無料。
◆ウェビナー「現役教員の時短術―先生の働き方改革 現場編―」「教育の質が上がる働き方改革ー先生の働き方改革 管理職編ー」
日時:2023年5月7日(日)までオンデマンド配信
対象:教員、各地域教育委員会、保護者、教育従事者
申込締切:4月30日(日)※申込後、すぐに視聴可能
参加費:無料