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文科省、リカレント教育推進事業の公募受付

 文部科学省は2023年1月、成⻑分野における即戦⼒⼈材輩出に向けたリカレント教育推進事業について公表した。デジタル・グリーン等の成⻑分野に関する能⼒を⾝に付けた即戦⼒⼈材を社会に輩出するため、社会⼈のキャリアアップや労働移動を後押しすることを目的としている。

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文部科学省:成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業
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 文部科学省は2023年1月、成⻑分野における即戦⼒⼈材輩出に向けたリカレント教育推進事業について公表した。デジタル・グリーン等の成⻑分野に関する能⼒を⾝に付けた即戦⼒⼈材を社会に輩出するため、社会⼈のキャリアアップや労働移動を後押しすることを目的としている。

 現在、社会における「デジタル化」や「脱炭素化」という⼤きな変⾰に対応し、働く⼈が⾃らの職務におけるデジタル化に対応するためにスキルアップしたり、必要なスキルを⾝に付けて⼈材不⾜が⾒込まれる他の成⻑分野へ移動したりできるよう⽀援することが重要となっている。また、成⻑分野におけるリカレント教育の推進は「教育未来創造会議」等の政府会議や「⾻太の⽅針」等でも求められている。

 そこで、文部科学省では「成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」を実施。デジタル・グリーン等、成⻑分野に関する能⼒を⾝に付けた即戦⼒⼈材を社会に輩出するべく、⼤学や⾼等専⾨学校等に対し、産業界や社会のニーズを満たすプログラムの開発・実施に向けた⽀援を行う。

 実施内容は、「デジタル分野・グリーン分野リスキルプログラムの開発・実施」「重要分野のプログラムの開発・実施(リテラシーまたはリスキル)」「各分野のエキスパート⼈材育成に向けたプログラムの開発・実施」「リカレント教育モデルの構築による⼤学院教育改⾰⽀援」「プログラム実施・拠点構築の⽀援・分析、横展開に向けた取組み」の5つ。

 「デジタル分野・グリーン分野リスキルプログラムの開発・実施」は、おもに就業者を対象。デジタル分野に強い企業等と連携し、応⽤的なデジタル分野・グリーン分野の能⼒を育成し、就業者のキャリアアップや成⻑分野への労働移動につなげる。「重要分野のプログラムの開発・実施」は、おもに就業者・失業者・⾮正規雇⽤労働者を対象。各業界と連携し、就職・転職に必要な基礎的または応⽤的な重要分野の能⼒を取得し、キャリアアップにつなげる。

 「各分野のエキスパート⼈材育成に向けたプログラムの開発・実施」は、⼤学院レベルの知⾒を活⽤した課題解決を通じ、各分野のハイレベル⼈材を育成しイノベーション等につなげるため、半年程度のリカレントプログラムを開発・実施。「リカレント教育モデルの構築による⼤学院教育改⾰⽀援」は、⺠間企業等との「組織」連携のもと、⼤学院のリカレント教育に係る組織内改⾰や養成する⼈材像、スキルセットを明確化したオーダーメイド型の成⻑分野等におけるリカレント教育学位プログラムの構築、およびそのもととなる短期間プログラムの構築・パイロット実施に向けた⽀援を行う。

 また、「プログラム実施・拠点構築の⽀援・分析、横展開に向けた取組み」は民間企業を想定し、⼤学が行うリカレントプログラムの開発や、実施上の課題に対する調査や助⾔、開発したプログラムの横展開等に関する⽀援にあわせ、事業の円滑かつ効果的な実施に向けた⽀援を⾏う。

 予算は、2022年度(令和4年度)第2次補正予算額の17億円。現在、大学等からの公募を受け付けており、参加表明書の提出締切は2月15日。3月20日~27日に企画提案書を受け付ける。選定結果の通知は6月上旬頃、交付内定は6月下旬頃を予定している。


《木村 薫》

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