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「ユネスコ/日本ESD賞」国内公募、提出締切2/21

 文部科学省は2023年2月21日まで、「2023年ユネスコ/日本ESD賞」の国内公募を行う。ESDを実践する機関や団体を対象に募集し、国内で選定された最大3件を日本の候補案件としてユネスコに推薦。ユネスコによる選考で選ばれた受賞機関・団体には、各5万USドルが授与される。

教育行政 文部科学省
持続可能な開発のための教育(ESD)に関する2023年ユネスコ/日本ESD賞の公募について
  • 持続可能な開発のための教育(ESD)に関する2023年ユネスコ/日本ESD賞の公募について
  • 持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)

 文部科学省は2023年2月21日まで、「2023年ユネスコ/日本ESD賞」の国内公募を行っている。ESDを実践する機関や団体を対象に募集し、国内で選定された最大3件を日本の候補案件としてユネスコに推薦。ユネスコによる選考で選ばれた受賞機関・団体には、各5万USドルが授与される。

 ユネスコ/日本ESD賞は、世界中のESD実践者にとってより良い取組みに挑戦する動機付けと、優れた取組みを世界中に広めることを目的に、日本の財政支援により、2014年からユネスコが実施している顕彰事業。ESD活動に取り組む機関・団体が実施する優れたプロジェクトを毎年3件表彰している。

 ESDはEducation for Sustainable Developmentの略で、日本では「持続可能な開発のための教育」と訳す。「ユネスコ/日本ESD賞」ではユネスコへの推薦を希望する案件を文部科学省が国内公募で募り、最大3件を選定し、日本の候補案件としてユネスコへ推薦する。

 ユネスコでは、世界5地域の5名の専門家で構成された国際審査会による審査に基づき、ユネスコ事務局長が3件の受賞機関または団体を決定。「事業が進行中で最低4年以上継続していること」「他の実践者のモデルとなり、再現可能で、幅広く実施可能であること」等を選考基準に選定し、選ばれた3件の受賞機関・団体には日本政府からの財政支援により5万USドル/件が贈られる。

 応募資格は、日本国内に主たる事業所(本社等)が所在する機関や団体等。応募の際は、英語および日本語の両方のESD賞応募用紙を記入し、文部科学省宛てにメールで提出する。公募締切は2月21日正午、選考結果は4月中旬までに応募機関・団体に対して通知するとともに、ユネスコ事務局長へ推薦案件として提出。ユネスコでの選考は7月~8月にかけて行われ、11月に表彰式が行われる予定。

◆ユネスコ/日本ESD賞 国内公募について
応募資格:日本国内に主たる事業所(本社等)が所在する団体、学校。
申請要件:
・当該事業が進行中であり、最低4年は継続していること
・投じられたリソースに比して、大きな影響力および成果が得られていること
・他の実践者のモデルとなり、再現可能で、幅広く実施可能であること
・「持続可能な開発のための教育:SDGs実現に向けて(ESD for 2030)」の優先行動分野のいずれか、または複数の領域に貢献していること
応募方法:英語および日本語の両方のESD賞応募用紙を記入し、メールにて提出(応募用紙は文部科学省Webサイトからダウンロード可能)
提出先:文部科学省国際統括官付ユネスコ第二係
提出締切:2023年2月21日(火)12:00
選考結果:2023年4月中旬までに当該機関・団体へ通知および文部科学省Webサイトへ掲載予定

《畑山望》

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