文部科学省は2022年7月20日、「第33回国際生物学オリンピック」に参加した生徒が金メダル等を獲得したことを公表。またこの成績を踏まえ、文部科学大臣表彰等の受賞者を決定したこともあわせて発表した。
文部科学省は、科学技術振興機構を通じて、国際生物学オリンピック等の国際的な科学技術コンテストに参加する若者を支援している。国際生物学オリンピックは、1990年から開催されている国際コンテストで、生物学に関心をもつ高校生等を対象としている。日本は2005年から参加を続けており、毎年4名の生徒を派遣。過去にも複数のメダルを獲得する等、結果を残している。
2022年の国際生物学オリンピックは、7月10日～18日（日本時間）に、アルメニアのエレバンで開催された。59の国と地域から生徒が参加し、日本からも例年どおり4名の生徒が参加。実験試験や理論試験等が課される他、エクスカーションやアフターパーティー等も実施された。
その結果、日本の生徒は、三田村大凱さん（灘高等学校3年）が金メダル、嶋田佐津さん（東京都立立川高等学校3年）が銀メダル、川上航平さん（久留米大学附設高等学校3年）が銅メダルを受賞した。この成績を受け文部科学省は、メダルの受賞者を文部科学大臣表彰受賞者に決定した。また、井上泰直さん（東京都立小石川中等教育学校5年）を、文部科学大臣特別賞受賞者とすることも発表した。
