日本サッカー協会(JFA)は2022年3月9日、小学校にJFAインストラクターを講師として派遣する「JFA小学校体育サポート研修会」の募集開始を発表した。実施した小学校には、ボール10球とテキスト2冊が贈呈される。 「小学校体育サポート研修会」は、体育の授業を行う教員を支援する目的で2014年より実施。新学習指導要領に沿っている。「体育の授業でやったスポーツが楽しかった」と子供たちが実感できるよう、まずは教員自身がサッカーの楽しさを知り、「これならできる」と手ごたえを感じられるような内容となっている。特に体育や運動の苦手な教員にお勧めできる。 外部コーチによるサッカーの授業ではなく、教育の専門職である教員自身によるサッカー(ボール運動およびゴール型)の授業実践に、JFAは大きな期待をもっている。 研修会は、60分の「実技」と30分の「講義」で構成される。「実技」は、小学校体育の全学年に対応した内容となっている。45分の授業で、ウォーミングアップ~活動1~活動2~ゲームと、4段階の流れをつくることをベースにノウハウを紹介する。「講義」では、実際の授業を計画・研究するうえでのポイントや単元の狙い、領域目標、児童の発育発達に即したプログラム全体の考え方等を伝える。なお、テキストは東洋館出版の「小学校体育 新・サッカー指導の教科書」を使用する。 実際に研修会に参加した教員からは、「運動は苦手だが、新聞ボールを使うことでとてもやりやすくなった。運動が苦手な子でも、得意な子と一緒に楽しめる工夫がなされていた」「褒め言葉やポジティブな言葉が多く、研修会の雰囲気がとても明るかった」等の感想が寄せられた。 申込みはWebサイト申込みフォームより、2022年3月9日から実施希望日1か月前まで。実施した小学校には、体育等で使用できるボール10球(モルテン社製ソフトスポンジボール4号)とテキスト2冊が贈呈される。◆ JFA小学校体育サポート研修会「サッカー(ボール運動・ゴール型)の授業づくり」対象期間:2022年4月1日(金)~2023年3月31日(金)※2023年度以降も継続予定募集期間:2022年3月9日(水)~実施希望日1か月前まで実施条件:・参加者が小学校教員12人以上30人未満であること(人数は応相談)・会場として体育館と教室等講義ができる場所が準備できること・情報公開に承諾できること ※研修会当日のようすやコメントをJFA公式Webサイトに掲載料金:無料申込方法:Webサイト申込みフォームより