新型コロナウイルスの流行により、世界中の子供たちが深刻な問題に直面している。2020年3月~2021年2月の間には、194か国で1億6,700万人の子供たちが育児ケアや教育サービスを受ける機会を失い、THE WORLD BANKのデータから、リモート環境で学習することができない未就学児は1億2,000万人にのぼることがわかった。さらに、UNHCRのデータによると、2018年~2020年にかけて年間平均29万人から34万人の子供たちが難民として生まれている。このように、子供たちを取りまく環境が厳しくなる中で、レゴグループは2022年に創立90周年を迎え、幼児期の育成への投資はこれまで以上に重要なものになると考えた。
グローバル・コンペティション「Build A World of Play Challenge」では、「質の高い幼児教育と保育の提供」「十分な栄養提供の支援」「家庭やコミュニティにおける有害なストレスの根絶・暴力の減少」「公害からの保護」「家族全体の社会的・感情的福祉の支援」等、幼少期(0歳~6歳)の子供たちを取り巻く問題等に対して、エビデンスに基づいた革新的なアイデアを募る。そして、応募されたアイデアの中から、子供たち(0歳~6歳)の成長に大きく貢献できるか、いかにインパクトがあるか、実現・持続可能であるか等を基準に選定を行う。
応募対象は、世界中の子供たちに良い影響を与える団体。助成金は、受賞者の3団体に各約3,000万米ドル(34億6,700万円相当)、2団体に各約1,500万米ドル(17億3,350万円相当)、最終選考に残った10団体に各100万米ドル(1億1,556万円相当)を予定。助成金総額は、レゴファウンデーション史上、過去最高額となる1億4,300万米ドル(158億円相当)。
申込期間は、デンマーク時間の2022年4月7日~5月17日。「Build A World of Play Challenge」の詳細はWebサイトで確認することができる。また、レゴグループYoutube公式チャンネルでは、プロモーションムービーを視聴できる。