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ISHIZUE、学校で教えないことを教える「出前授業」開始

 高校生が学校で教えないことを教えるオンライン塾「寺子屋ISHIZUE」を経営するISHIZUEは、新規事業として学校を対象とした出前授業を開始。ドルトン東京学園中等部および昭和学院高等学校にて「勉強する意味」「起業という進路」といったテーマでの出前授業を実施した。

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ドルトン東京学園中等部での出前授業のようす
  • ドルトン東京学園中等部での出前授業のようす
  • ドルトン東京学園中等部での出前授業のようす
  • 昭和学院高等学校での出前授業のようす
  • 寺子屋ISHIZUE
 高校生が学校で教えないことを教えるオンライン塾「寺子屋ISHIZUE」を経営するISHIZUEは、新規事業として学校を対象とした出前授業を開始。ドルトン東京学園中等部および昭和学院高等学校にて「勉強する意味」「起業という進路」といったテーマでの出前授業を実施した。

 ISHIZUEは、2020年10月に学校の教育に疑問を抱いた3人の高校生が立ち上げたオンライン塾「寺子屋ISHIZUE」をおもな事業としている。高校生が学校で教えないことを教えるオンライン塾をコンセプトに、高校生だけで構成された講師陣が、毎週2回Zoomを通して小中学生に授業を実施。学校では学べない将来直接役に立つ学びを提供し、学びの面白さを知ってもらうことをねらいとしている。

 出前授業は、これまで「ドルトン東京学園中等部」および「昭和学院高等学校」にて実施。ドルトン東京学園中等部では3週にわたりラボ授業(毎週⾦曜⽇に⽣徒が選択して受講する少数制探求型授業)にて実施した。第1・2週は「デザインを通して学ぶ論理的思考」をテーマに授業を開催。第3週は「僕たちはなぜ勉強するのか」を授業テーマに、開成高校に通い、寺子屋ISHIZUEの授業コンセプトをつくりあげた藤原遥人氏が授業を担当。何も考えずに受ける授業と、意味や目的をもって受ける授業の質には天地の差があることを踏まえ、なぜ勉強が必要なのか、なぜ国数英が主要科目になっているのか、勉強することで何が得られるのか等、生徒に問いを投げかけ、対話や問題演習を通して答えを出した。

 昭和学院高等学校では、3学期に現代社会の授業内で起業をテーマにした授業が行われることを受け、2学期末に「進路に起業を取り入れるということ」をテーマに出前授業を実施。起業を経験した同年代の高校生として、高校生が起業することの現状について授業を行った。ISHIZUEの創業経緯や高校生が必ず直面する進路問題について触れながら、これからの時代を生きる高校生に起業という選択肢の身近さを提示した。

 出前授業は、今後全国の小学校高学年から高校生を対象に実施。基本的にはオンラインでの授業とし、首都圏であればオフライン授業も対応可能だという。授業内容や料金は個別に相談のこと。過去の授業内容については、ISHIZUEの公式Instagramにて公開している。
《畑山望》

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