85.38%の中高生の親がオンライン授業を取り入れていくことに賛成していることが、新時代教育研究所 代表理事の大橋清貫氏が実施した「オンライン授業における市場調査結果」より明らかになった。 新時代教育研究所 代表理事の大橋清貫氏は、日本全国の中高生の親(20代~70代以上)を対象にオンライン授業に関する市場調査を実施し、301人の有効回答を得た。調査時期は2021年7月。調査企画は日本マーケティングリサーチ機構(JMRO)。 学校がオンライン授業を取り入れていくことについて、「賛成」37.54%、「コロナ禍限定で賛成」47.84%、「反対」14.62%。コロナ禍限定も含めると「賛成」が85.38%を占めた。 自宅でオンライン授業を受ける環境があるか聞いたところ、「パソコン等、インターネット環境がある」70.43%、「スマホだけある」23.26%、「ない」6.31%。7割の家庭でパソコン等インターネット環境が整っている一方、3割の家庭でスマホのみもしくはインターネット環境がないことが明らかになった。 オンライン授業に関して気になることは、「対面授業と比較したオンライン授業の質」33.55%、「自宅で授業に集中できるか心配」39.53%、「自宅で授業を受ける環境を整えることができない」12.96%、「教師と生徒のコミュニケーション」13.95%。半数以上が自宅でオンライン授業を受けることに関して懸念点があった。それぞれ家庭環境が異なる中、オンライン授業の受講に適した場所やインターネット設備等の環境を確保することが困難な家庭も少なくないという。