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1人1台端末整備、すでに約2割の子供がトラブルを経験

 GIGAスクール構想で配備された1人1台端末の利用において約2割の子供がすでにトラブルを経験していることが、トレンドマイクロが実施した「GIGAスクールにおけるセキュリティ実態調査2021」より明らかになった。

事例 ICT活用
1人1台端末の利用において、子供は次のような経験をしたことはあるか(保護者)
  • 1人1台端末の利用において、子供は次のような経験をしたことはあるか(保護者)
  • 1人1台端末の利用において、児童生徒は次のような経験をしたことはあるか(教員)
  • 子どもが受け取った「GIGAスクール構想」で配備された端末について、どのような技術的対策が施されてるか(保護者)
  • 「GIGAスクール構想」で配備された端末について、どのような技術的対策が施されてるか(教員)
  • 端末を子供が安心・安全に利用するために、保護者としてどのような教育的対策を行っているか(保護者)
  • 端末を児童生徒が安心・安全に利用するために、学校としてどのような教育的対策を行っているか(教員)
 GIGAスクール構想で配備された1人1台端末の利用において約2割の子供がすでにトラブルを経験していることが、トレンドマイクロが実施した「GIGAスクールにおけるセキュリティ実態調査2021」より明らかになった。

 調査は、小学1年生~中学3年生の子供を持つ保護者と国公私立小・中学校の教員を対象にWebアンケート方式で行われた。回答者数は保護者342人、教員331人の計673人。調査実施時期は2021年6月29日・30日。

 2021年6月末時点で、子供が学校から端末を受け取ったと回答したのは、保護者41.2%、教員70.7%。子供たちの手にはまだ端末が行き届いていない状況がうかがえた。

 GIGAスクール構想で配備された1人1台端末の利用において、保護者22.0%、教員38.5%が「子供がサイバー犯罪やネット利用等に関するトラブルを経験した」と回答している。教員におもなトラブル内容を聞いたところ、「学習以外の用途での端末利用(ゲームや動画視聴等)」12.8%、「フィッシング詐欺等不正サイトへの接続」12.0%、「アカウント(IDとパスワード)情報を盗まれる・悪用される(アカウント乗っ取り、不正アクセスの被害者となる)」「アカウント(IDとパスワード)情報を盗む・悪用する(アカウント乗っ取り、不正アクセスの加害者となる)」各11.1%等であった。

 子供が受け取った端末に危険を回避するための設定やツール等の技術的対策が施されているかを聞いたところ、保護者の58.9%が「知らない、わからない」と回答。教員でも29.9%が「知らない、わからない」と回答している。

 端末を子供が安心・安全に利用するために行っている教育的対策を聞いたところ、保護者でもっとも多かったのは「アプリを勝手にインストールしないように教える」33.3%。教員は「ID・パスワードは自分だけが覚えていくものであり、他人に教えてはいけないことを教える」45.3%が最多であった。保護者、教員とも全項目が半数に満たず、子供の端末利用における教育が進んでいない状況が明らかになった。
《外岡紘代》

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