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キユーピーの食育活動、対面・オンラインが選択可能に

 キユーピーは、新型コロナウイルスの影響により対面での開催が難しかった食育活動をオンラインでも提供できるハイブリッドな体制を整えた。「マヨネーズ教室」「食をテーマにした講演会」を、ニーズにあわせて対面・オンラインから選択できる。

教材・サービス 授業
食をテーマにした講演会(オンラインで開催したようす)
  • 食をテーマにした講演会(オンラインで開催したようす)
  • マヨネーズ教室(オンラインで開催したようす)
  • 「マヨネーズ教室」参加者推移
 キユーピーは、新型コロナウイルスの影響により対面での開催が難しかった食育活動をオンラインでも提供できるハイブリッドな体制を整えた。「マヨネーズ教室」「食をテーマにした講演会」を、ニーズにあわせて対面・オンラインから選択できる。

 「マヨネーズ教室」は小学生対象の出前授業。2002年より行われており、2019年10月までの参加児童数は累計10万人にのぼる。2019年度は315校で対面により実施されたが、2020年度は対面での実施がかなわず62校(対面58校、オンライン4校)にとどまった。

 そこで新たにオンラインで行う「マヨネーズ教室」のプログラムを構築。対面で行うプログラムと同様に、オンラインでも野菜やマヨネーズの話をしながらクイズを出題したり、子供たちの質問に答えたりと双方向のコミュニケーションを大切にしているという。対面では子供たちにマヨネーズを実際に作ってもらうプログラムが盛り込まれているが、オンラインでは従業員がマヨネーズを作り、乳化について説明する。現在は、オンライン授業と首都圏エリア限定で対面授業の申込みを受け付けている。

 一般消費者を対象とした「食をテーマにした講演会」は、食生活と健康についての正しい情報提供が目的。高齢化が進み単身世帯が増加する現代社会において、留意すべき事柄をわかりやすく説明して伝えている。「A:楽しく食べて健康に」「B:聞いてなるほど!マヨネーズのお話」「C:野菜を楽しみもっと健康に」の3つのプログラムを実施。2019年度は179件実施したが、2020年度は56件(対面52件、オンライン4件)のみの実施となった。現在は、首都圏を対象に対面での申込みを再開している。また、全国を対象にオンライン講演会の受付も開始した。

 いずれも申込みはWebサイトにて受け付けている。キユーピーは、長年続けているさまざまな食育活動を時代のニーズにあわせながら、これからも豊かで健康的な食生活をサポートしていくとしている。
《外岡紘代》

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