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東急とIT企業ら6者、渋谷区のプログラミング授業を支援

 東急とサイバーエージェント、ディー・エヌ・エー、GMOインターネット、ミクシィ、渋谷区教育委員会の6者が推進する「Kids VALLEY未来の学びプロジェクト」は2020年2月20日、渋谷区立小中学校に提供する授業メニューを決定した。

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  • 「Kids VALLEY未来の学びプロジェクト」2020年度の渋谷区立小中学校への支援内容
 東急とサイバーエージェント、ディー・エヌ・エー、GMOインターネット、ミクシィ、渋谷区教育委員会の6者が推進する「Kids VALLEY未来の学びプロジェクト」は2020年2月20日、渋谷区立小中学校に提供する授業メニューを決定した。学習指導要領の内容にとどまらず、総合的にプログラミングを学ぶ。

 6者が推進する「Kids VALLEY未来の学びプロジェクト」は、2019年6月17日に「プログラミング教育事業に関する協定」を締結した。2020年度から始まる小学校におけるプログラミング教育必修化に伴い、次世代に必要な資質・能力を持った人材を渋谷から輩出する土台作りを進めるのが目的。活動の初年度となった2019年度は、プログラミングサマーキャンプや、課外活動支援トライアル、公開授業支援などの取組みを行った。

 2020年4月からは、各社が開発したプログラミング授業メニューの提供に加え、IT企業4社や東急グループのリソースを活用した講師やサポートスタッフの派遣支援、プログラミング関連のワークショップ、教員研修などを渋谷区立小中学校向けに行う。学習指導要領に例示される内容に留まらず、総合的にプログラミングを学ぶためのさまざまなメニューを用意する。

 たとえば、小学3~6年生の総合的な学習の時間では、ビジュアルプログラミング言語「Scratch」を利用して、簡単なゲームづくりを通してプログラミングの意味を知り、プログラミングなどのIT技術が社会を便利にしていることに気づき、身の回りのさまざまなものがプログラミングによって制御されていることを理解する。

 同プロジェクトは、渋谷からIT分野において世界で活躍する人材の育成を目指すとともに、一連の取組みを体系化し広く発信することで、日本全体のプログラミング教育を牽引し、社会における人づくりに貢献していくという。
《工藤めぐみ》

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