岡山市は令和7年度の公立学校教員採用候補者選考試験において、大学等からの推薦を受けた者を対象に特別選考を実施する。この選考は、教科等専門試験を免除し、個人面接のみで行われる。
特別選考の目的は、岡山市が求める教員像に適した資質と能力を持つ優秀な人材を確保することにある。推薦は、小学校教諭および中学校教諭一種免許状取得のための課程認定を受けている大学等が行う。
推薦の対象となる受験区分は、小学校(全般)、小学校(英語枠)、小学校(小中連携推進枠)、小学校(特別支援教育推進枠)、中学校(全教科)、中学校(小中連携推進枠)、中学校(特別支援教育推進枠)である。
推薦要件として、岡山市の教員として勤務することを第1志望とし、令和8年4月1日より勤務可能であること、学業成績が優秀であること、出願時に大学等に在籍し、令和8年3月31日までに卒業・修了見込みであることなどがあげられる。
推薦人数に関しては、小学校は各大学等につき2名まで、中学校は教科によって異なり、国語、英語、技術、美術は各2名まで、その他の教科は各1名までとなっている。推薦可能な最大人数は、大学、大学院、教職大学院それぞれから16名(小学校2名、中学校14名)である。
特別選考に関するQ&Aでは、2019年度実施の採用試験から特別選考を行っていること、推薦可能な大学等は教諭一種免許状取得のための課程認定を受けている大学等に限られること、推薦に係る提出書類は大学等が取りまとめて岡山市教育委員会事務局学校教育部教職員課へ提出することなどが記載されている。
特別選考の対象とならなかった者は、一般の教員採用候補者選考試験の出願者として受け付け、教科等専門試験免除の措置は行わない。選考結果は6月中旬に大学等に通知し、受験者へは「受験票の発行通知」に登録した電子メールアドレス宛に送付する。