BatonLinkは2025年1月23日、第一三共ヘルスケアと連携し、2025年度の探究学習プログラムの参加募集を全国の高等学校を対象に開始した。高校生がセルフケアについて理解を深め、SNSを活用した効果的なPR方法を学ぶことで、健康啓発活動を実施することを目的としている。
近年、SNSをはじめとした情報量の増加にともない、偽情報や誤情報に触れる機会が増えている。特にセルフケアに関しては、健康という身近で重要なテーマでありながら、正確な情報を見極めることが難しくなっている。このような背景から、第一三共ヘルスケアとBatonLinkは、高校生がセルフケアの重要性を認識し、同世代に映像を通じて発信する力を育むプログラムを開発した。
プログラムでは、高校生が第一三共ヘルスケアの「セルフケア アンバサダー」となり、セルフケアの重要性を広める活動を行う。SNSや映像を活用し、現代的かつ親近感のある方法で活動を展開する。プログラムは8コマから12コマで構成され、2025年5月から12月まで実施可能である。
プログラムの特徴として、セルフケアとヘルスリテラシーの習得があげられる。第一三共ヘルスケアの社員と共に、セルフケアの基本知識を学び、OTC医薬品の適切な選び方や健康管理の方法を取り上げる。また、正しい情報を見極める力を身に付けることを重視し、ヘルスリテラシーの向上を図る。
さらに、映像を通して同世代に発信するPRスキルの習得も目的としている。TikTokやInstagramなどのプラットフォームを活用し、映像制作や発信の実践を通じて、効果的なメッセージの伝え方を体験する。優秀チームの映像作品は第一三共ヘルスケアで活用される予定であり、生徒たちは自らの制作物が社会やビジネスにどのように貢献できるかを実感できる。
募集は限定3校で実施され、プログラムの内容や実施期間、コマ数については調整可能。応募は3月21日まで受け付けており、先着順ではないため、応募した学校から順次詳細の打ち合わせが行われる。
第一三共ヘルスケアのサステナビリティ推進マネジャーである岩城純也氏は、「セルフケア・アンバサダーとして取り組む今回のプログラムを通して、自分自身で健康を守り対処する『セルフケア』の大切さを学ぶとともに、自ら目標を立て、内容を考え、適切で魅力的な情報発信ができるスキルの習得をサポートしてまいります」とコメントしている。
また、BatonLinkのクラスイズ for School事業責任者である古川雅之氏は、「第一三共ヘルスケア様と連携し、高校生向けの学習プログラムを実施できることを大変光栄に思います。本プログラムでは、高校生が第一三共ヘルスケアのアンバサダーとしてSNSを活用し、ヘルスケアに関する正しい知識を同世代に映像を通して発信することで、若年層のヘルスリテラシーの向上を目指します」と述べている。
◆高校生向けセルフケア学習プログラム
実施可能期間:2025年5月~12月
会場:各学校の教室・体育館・講堂等
対象:全国47都道府県の高等学校
募集校数:限定3校
申込締切:2025年3月21日(金)
申込方法:応募フォームから入力