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探究型の教育旅行サイト「街場のキャンパス」開設

 学研ホールディングスのグループ会社であるアイ・シー・ネットは2024年7月23日、高校の「総合的な探究の時間」に連動させた探究型教育旅行に特化したWebサイト「街場のキャンパス」を開設した。教育関係者や旅行会社向けに同社開発のプログラムなどを無料公開している。

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探究型教育旅行に特化したWebサイト「街場のキャンパス」
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 学研ホールディングスのグループ会社であるアイ・シー・ネットは2024年7月23日、高校の「総合的な探究の時間」に連動させた探究型教育旅行に特化したWebサイト「街場のキャンパス」を開設した。教育関係者や旅行会社向けに同社開発のプログラムなどを無料公開している。

 全国の高校において「総合的な探究の時間」が2022年度より導入され、観光地のみを訪問する修学旅行ではなく、探究学習を含めた教育旅行のニーズが高まっている。

 アイ・シー・ネットでは「地域の社会課題」と「教育旅行」を掛けあわせ、生徒が主体的に取り組み、社会課題解決ができる力を養うオリジナルの教育旅行プログラムを開発・提供。今回、このプログラムやこれまでのプロジェクト事例を掲載したWebサイト「街場のキャンパス」を開設した。

 7月29日時点で13のプログラムを掲載。国内は、新潟県新潟市「花街文化とは何か」、長崎県西海市「住民の力で地域活性化」、兵庫県淡路市「阪神淡路大震災の教訓を今後の災害に」、広島県広島市「被爆経験を後世に」、北海道「アイヌと文化と暮らし」など全国10件。海外は、カンボジア「ジェノサイドが現在に及ぼす影響」、フィリピン「技能実習生の現在」、ラオス「ユニバーサルスポーツの開発」の3件。

 今後、引き続き、国内・海外の詳しいプログラムを毎月新着情報として更新するとしている。また、教育関係者や旅行会社など教育旅行に関わる関係者の情報交換ができるプラットフォームとしての活用の準備も進めているという。

《川端珠紀》

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