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東京都、教員採用試験4,926名合格…倍率1.6倍

 東京都教育委員会は2023年9月29日、2024年度採用の東京都公立学校教員採用候補者選考の結果をWebサイトで発表した。合格者は前年度より1,085人多い4,926人。受検倍率は前年比0.5ポイント減の1.6倍だった。

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受験者数・受験倍率などの推移
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  • 令和5年度東京都公立学校教員採用候補者選考(6年度採用)結果

 東京都教育委員会は2023年9月29日、2024年度採用の東京都公立学校教員採用候補者選考の結果をWebサイトで発表した。合格者は前年度より1,085人多い4,926人。受検倍率は前年比0.5ポイント減の1.6倍だった。

 2024年度(令和6年度)採用となる東京都の教員採用試験は、1次試験が7月9日、2次試験は面接が8月18日~20日、実技が8月26日にそれぞれ行われた。9,441人の応募があり、7,948人が受験、4,926人が合格した。

 おもな志願区分別の合格者数(名簿登載者数)は、小学校全科(英語コース含む)2,009人(前年度1,767人)、中高および小中高共通1,900人(同1,355人)、特別支援学校556人(同355人)など。

 また、今回から新設した選考として、東京都の中途退職者を対象に一次選考を免除するカムバック採用(新規)で83人、社会人経験者特例選考(年齢要件を 40 歳以上から 25 歳以上に引き下げなど)における免許取得期間猶予希望者として88人が合格した。

 東京都では今後、合格者を対象とした新たな取組みとして、民間企業からの転職者などを対象とした模擬授業などの任用前研修や、小学校全科の採用予定者を対象とした学校体験プログラム・学級経営や学級事務などに係る講座・個別相談、採用予定者を対象とした座談会などを予定している。

 なお、過去5年間の受験倍率をみていくと、2019年度(平成31年度)が2.9倍、2020年度(令和2年度)が3.0倍、2021年度(令和3年度)が2.7倍、2022年度(令和4年度)が3.2倍、2023年度(令和5年度)が2.1倍で推移しており、今回2024年度(令和6年度)の受験倍率1.6倍は、過去5年の中でも最低となった。

《木村 薫》

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