学事出版は、2022年に12年ぶりの改訂が行われた「生徒指導提要」の全文と解説を1冊にまとめた書籍「生徒指導提要（改訂版）全文と解説」を刊行した。定価は3,300円（税込）。
「生徒指導提要」は、小学校から高校段階までの生徒指導の理論・考え方や実際の指導方法等について時代の変化に即して網羅的にまとめ、教職員間や学校間で共通理解を図り、組織的・体系的な取組みを進められるようまとめた、文部科学省が発行する学校・教職員向けの基本書。2010年に作成して以降、2022年に12年ぶりの改訂が行われた。
改訂版では、“子供たちの主体性を尊重する”ことに重点がおかれ、生徒指導の概念を根本的に問い直している他、いじめの重大事案やGIGAスクール構想、性的マイノリティ等、子供たちを取り巻く環境の変化や多様化・複雑化する生徒指導課題に柔軟に対応するよう300ページにわたりまとめている。
「生徒指導提要（改訂版）全文と解説」では、「生徒指導提要（改訂版）」の全文を読みやすく組み直して掲載するとともに、生徒指導の指針を定めた提要を「解説付き」で全文掲載。改訂にもかかわった生徒指導分野の有識者によるポイント解説付きでわかりやすくまとめている。
定価は3,300円（税込）。学事出版Webサイト、Amazon、楽天ブックスで購入できる。
◆生徒指導提要（改訂版）全文と解説
編集：「月刊生徒指導」編集部
仕様：B5判、200ページ
定価：3,300円（税込）
取扱先：学事出版Webサイト、Amazon、楽天ブックス
内容：
【解説編】
概要解説「生徒指導提要（改訂版）」の概要
ポイント1 チーム学校による生徒指導ー児童生徒の主体性と意見を活かす
ポイント2 いじめ防止・自殺予防をめぐって
ポイント3 不登校対応はどう変わっていくか
ポイント4 発達を支える、支援する生徒指導へ
ポイント5 「児童虐待や福祉分野」の課題と生徒指導
ポイント6 担任および生徒指導主事が押さえておきたいポイント
【生徒指導提要（改訂版）全文】
第I部：生徒指導の基本的な進め方
第1章 生徒指導の基礎
第2章 生徒指導と教育課程
第3章 チーム学校による生徒指導体制
第II部：個別の課題に対する生徒指導
第4章 いじめ
第5章 暴力行為
第6章 少年非行
第7章 児童虐待
第8章 自殺
第9章 中途退学
第10章 不登校
第11章 インターネット・携帯電話に関わる問題
第12章 性に関する課題
第13章 多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導
